**思い出した事が有れば随時加筆していきます。
昨年は天候狙い過ぎでタイミング合わず挑戦出来なかったんですが、
今年は早々に狙えるタイミング有ったんで行ってまいりました。
高山登山は天気予報だけでは判断難しいんですがMountain Forecastを信じて。
**登山日は7月21日(月祝)深夜から7月22日(火)午後迄です

7月中平日は登山口まで車で入れてお金かからない須走ルートにて、
小屋泊まりもせず弾丸ご来光登山っつー私ならではのセコいセコいプラン。
山頂ご来光には拘りは無いのでご来光タイミングは適当な所で待ちます。
お鉢巡りは体力残ってて出来そうならトライしたいなって感じで。
小屋に頼るのはトイレのみで水は2人で4L。登りはナイトハイクの為水分摂取も程々で済むと想定して
調理分(カップ麺用)&ホットコーヒー(フォールドアカップに2杯ずつ想定)分1.4L程度含めての4L。
行動中飲料用として持参したのは2.6L(2人分)で足りない時は小屋で購入も想定。
小屋周辺での火器使用は厳禁との事で、どこでも食事休憩取れるようヘクサライトも持参。
HEXALITEは600g弱で無駄な装備と思われますが、緊急時用のマットとしても有用な事から持参。
私のトータルウェイトは9kg弱(水2.5L含む)、彼女は7kg前後(水1.5L含む)に。
装備詳細は最後に掲載予定。
7/21(祝)お昼前には出発、まずは清水港河岸の市のみやもとに寄り遅めの昼食を。


迷彩フル装の自衛隊員さんと遭遇しつつ恐怖の濃霧ふじあざみラインを駆け上がり

**写真はまだ相当見通しよい頃でもっと上ではライトに反射する中央分離の白点線に頼るのみの状況に
18時過ぎに須走ルート登山口駐車場に到着。
週末乗り入れ規制明けだからでしょうか?この時間帯まだまだ超余裕有り。
濃霧の中を駆け上がってきただけあって駐車場からは一面の雲海模様。

到着時は山頂は雲の中でしたが

小雨パラついたりしつつも徐々に雲も抜けて山頂出現。

テント設営し仮眠されてる方や早々に出発される方々を横目に
我々は強引な車中泊仕様のアクアにて22時頃まで休憩。
残念ながら一睡も出来ずでしたが横になって体休めてるだけでも効果有るらしいです。
ガンガン虫さん突入してくるんでヘッドランプや車内灯はドア開閉時には要注意ですよ。
22時過ぎから食事と準備を。
外に出ると満点の星空で我がカメラでは写真に収められない事に地団駄踏みつつも
今回の富士登山モチベーションぐいぐい上昇していき、日付変わる前にいよいよ出発です。
カメラISO設定ミスったまま撮り続け写真ノイズだらけになってる事も知らずに・・・。
(夕方~ご来光写真他富士山写真のほとんどはiPhone撮影となっております)
私は昨年御嶽ナイトハイクで3000m級ご来光登山体験しておりますんで
多分高山病リスクは大丈夫だと判断しておりましたが、彼女は初の3000m級超え
寝ずのナイトハイクですから高山病リスクを少しでも軽減する為牛歩スタイルで。
樹林帯超えればどこからでもご来光見られる須走ルートですから
コースタイムも気にする必要無く登れます。
私は大変順調でしたが睡眠大好きっ子の彼女は前半から中々キツそうです。
気温は5合目で15℃前後、ベースレイヤーのロング&半袖重ね着で出発しますが、
6合目前後で既に寒くなりだし、二人共ウィンドブレーカーを着用し休憩時にはダウンも。
未明の6-7合目近辺では5℃前後が最低だったと思いますが猛烈に寒さ感じる瞬間も多々。
高山病対策でとにかく呼吸を大きくは乱さない程度のペースに抑えて登っていきます。
そして4時半前には本7合目に到着し、ご来光待ちしつつの朝食&大休憩。
朝食は菓子パンとホットコーヒー。装備更新で新たに導入したSOTOウィンドマスターは
流石の一発着火&火力安定。まぁ風大した事無かったからですが。
写真のノイズはモニター確認で気付いとけよ!って話ですが
ろくに確認すること無く大はしゃぎで撮影しまくってましたねー。
折角の三脚も無用の長物になってたのに・・・超軽量三脚でまだ良かったわ。


iPhoneでも撮影していてホント助かりました。
山中湖越しご来光は割りとパーフェクトでマウンテンフォアキャストを信じて良かった!
雲海からのご来光も素敵ですけどね。
そして1時間半以上の大休止を終え山頂を目指します。
んで、ここから完全に立場逆転。彼女は順調、私はバテて小休止連発ターンに突入。
無駄な贅肉背負いすぎなんでしょうね私・・・そして体力も無いのに装備万全すぎ・・・。
見上げれば山頂しっかり見渡せ、見下ろせば雲海がモクモク湧き上がってくる
最高のシチュエーションの中、私は全く余裕なくシャッターチャンスも逃しまくり。
まーISO設定ミスって写真酷い事になってるんで全然問題ないんですが。
須走ルートは人も少なく大変マイペースに登ることが出来ましたが
本8合目で吉田ルートと合流してからは平日とは思えない混雑具合と外国人の多さに絶句。
そして驚くような装備で登ってくる人、下山する人多数でこれにも仰天。
普通のスニーカーやほぼ普段着でろくに防寒着持ってきてなさそうなんてのは当然、
中には近所のコンビニに来てるとしか思えないようなサンダル姿の兄ちゃんも!マジか!
格好だけはいっちょまえの自分が何だかとても恥ずかしくなってまいりました。
パチンコ屋やコンビニからワープしてきたとしか思えない兄ちゃんと記念撮影しとけばよかったな。
というよな富士登山風物詩をリアル体験しつつ
9合目前後からは遂に彼女には先に行ってもらい山頂到着はそれぞれソロにて・・・。



**贅肉でプヨプヨの顔晒すのは恥ずかしいんで消させてください!痩せたら顔出しします!痩せれたら!
**そして下山時砂走りでは写真でも着用してる冬にスーパーで買っておいた安物レッグウォーマーが大活躍。
**マメにチェックしている奇特な方見えたらお気づきでしょうが装備もちょろちょろアップデイトしております。
又その内追々エントリーアップしていきます。
休憩時間入れてトータルで9時間前後かかりました。
私は山頂到着の感動噛みしめる事もなく、いそいそと小屋前ベンチに直行。
意識的にゆっくり登りましたが想像していた以上に時間かかりましたね、私のせいで。
山頂でも基本風は穏やかでたまに寒風吹き抜ける程度。その時はかなり寒く感じますが。
時間に余裕は有りますが、お鉢巡りは断念。無念。
山頂でゆっくり休憩し、昼食も取ろうとしましたが
ガス使用出来そうな場所は小屋周辺では無さそうだったんでおにぎりと行動食で済ませます。
この時点で水の残量は1.5L程度。1L強はカップヌードル&コーヒーに使用する予定でしたが
結局食べずじまい&コーヒーも飲まずで、その分は飲料用に転用し水は最終的に0.5L程度残りました。
足りなくなったら小屋で購入予定でしたが、登山中の経済活動は結局トイレ代とお土産代のみに。
お鉢巡りすれば気兼ねなくガス使用出来る場所も見つけられたんでしょうけどそこまで頑張れず。
(富士山でのストーブ使用は諸説ございますが当方は場所次第では可能と判断しております)
(こちらの勝手な解釈でこの事に誤りがございました場合にはお詫び申し上げます)
食事後は彼女は軽く気絶、私はヘクサライトでチルしつつ火口&剣ヶ峰方面を軽く覗きに。


頑張ってお鉢巡りして最高地点到達しておけば思い残す事も無かっただろうに
結局又いつか再チャレンジする事になるんでしょうかね?
富士山は1回登っとけばOKでしょってスタンスでおりましたが、
疲労困憊でシャッターチャンス逃してるし、そもそも設定ミスで暗い時間帯の写真は全滅ですし、
もしかしたら私は再び・・・って感じでしょうか。
そしてお鉢巡り出来てただろ!って位たっぷりと休憩取ってから11時頃下山開始。
ブルドーザー道から砂走り経由での下山となりますが、まー砂走りの長いこと。
体重のせいで下りも足に負担かかってるせいか下山もかなりしんどくCT4時間丁度で下山。
ビュンビュン駆け下りいてかれる方も沢山おられて非常に羨ましかったです。
それにしても砂走りでの下山は登山靴消耗激しくて参りました。お高いのは履いてかないのが◎
ゲイターについても同様のリスク有ったんで、こちらは代替用意してた安物レッグウォーマーで◎
タイトめなレッグウォーマーをゲイター代わりに使用するのオススメ。ほぼ砂石入ってませんでした。
まぁ砂走りも人少なく雲海に入りがちなタイミングも重なって砂埃立ち込める程でも無かったんですが
足元で砂石巻き上げるのは変わりありませんから、レッグウォーマーは効果覿面だったと判断できます。
それ以外のマスクしてレインカバーしてカメラはザック内に収納といった対策については
今回はそこまでする必要も無かった状況でしたね。真横に雲海!な写真もっと撮りたかったです。
とにかく天候は狙っていた通りで見たい光景はほとんど見ること出来たんじゃないかな?


雲海の中に入ると本当に天然ミストシャワー状態で超快適になりますよ。
軽い雷鳴も真横で鳴り、ほとほど程度で貴重な体験が出来たのも良かったです。
本気のだと怖すぎですから。
流石にこのまま弾丸で帰宅トライする程パワフルでは無いので
御殿場のスーパーホテル御殿場1号館に宿泊予約取っておきました。
こちら選んだのは安くて近いのは当然、ベッドサイズが150サイズで二人寝でも余裕有りの為。
二人での格安宿泊ではセミダブルのシングル部屋二人使用が一般的ですが
流石に富士登山後にセミダブルでの二人寝は厳しすぎるんでこちらをチョイス。それでもセコい!
マウンテンフォアキャストのスクリーンショットに広告ちょうど出てますが笑
部屋もユニットバスも超コンパクトでしたが二人で朝食付き6000円!小屋素泊まり約一人分!
山ではお金使いませんでしたが下山後には多少使ってるんで関係自治体の方ご容赦くださいませ。
周辺には気になるめし処も全然無く、雑にケンタッキーのテイクアウトで済ませ即気絶。
翌日は芦ノ湖~柿田川公園に寄りつつさわやかでげんこつハンバーグ堪能して帰宅。






その他富士山ビューポイントも色々巡りつつ帰りたかったんですが
この日は雲が多く遠望では富士山望めなかったのでそこまでは欲張れず。
でも、
○満点の星空と麓の夜景
○山中湖等、麓を見渡せるシチュエーションでのご来光
○徐々にせり上がってくる雲海
○雲海目前にしつつの下山
出来れば体験しておきたかった光景はほぼ見ることが出来て本当に良かったです。
中々そんなタイミング狙って登るのは難しいでしょうが
しっかりと下調べして出来るだけ最善な状況下の時にチャレンジしたいものですね。
そーいえば今回防臭対策でデオナチュレ試してみましたが効果感じましたね。
夏山なんていくら防臭対策ウェア着てても下山時には多少汗臭さ感じてたもんですが
今回下山後でも自分の汗臭さ全く感じませんでした。うーん凄いな。
登山前の入浴で体を清潔にしてからデオナチュレを脇や胸元等に塗ってみてください。
→→
登山での防臭対策そして新三種の神器にも随分助けられてると思います。
アミノバイタルは5-6合目の途中・本7合目・8.5合目辺りと下山後に服用。
それでも翌日に筋肉痛発生しましたがそれなりに動けてたんで十分効果感じてます。
使ってなかったら確実にもっと酷い事になってたと思います。
→→
登山における疲労軽減3種の神器+αそして快晴ですと紫外線ヤバいんで日焼け止めは絶対忘れないように。
私は塗り慣れてないので手の甲だけ塗り忘れて甲だけ真っ黒けに・・・。
******************************************************************
*装備記録*
○トータルウェイト(私ベース約5.7kg+水約2.5kg・食料約0.5kg/彼女ベース約4.7kg+水約1.5kg・食料1kg弱)+鍵・財布類
カメラ:本体とレンズ2本+アクセサリー750g+三脚270g+クリップ120g(全て私)
ザック:私MUIRWOODS30/1.05kg(+彼女テン泊用のグレゴリーザックカバー110g)・彼女LOSTCOAST30/1.3kg
フロントバッグ:私モンベルULポーチS30g・彼女TNF FRONT ACC POCKET185g(+地図))
CRAZY CREEKヘクサライ:ト600g(二人)
ドライサック類:130g(二人)**OR DRY DITTY SACKS3Pセット(1/2.5/3L)+保温着用ドライサック(6-7Lサイズ)
レインJKT:私346g・彼女293g/レインPT私100g・彼女230g)**私のバーサライトPT以外全てMARMOT PRECIP
ウィンドブレーカー:私MIZUNOモデル不明100g・彼女TNF VERTO JKT85g
ダウン:私ORフィラメントプルオーバー200g・彼女モンベルライトアルパイン320g
フリース系:私ユニクロヒートテックマイクロフリースHALF ZIP210g・彼女FOXFIREサーマルHALF ZIP230g
保温&レイン兼用グローブ:SEIRUS EX ALLWEATHER GLOVE私140g・彼女92g+ONYONE夏用メッシュグローブ
ニットキャップ:OR CITY LIMITS BEANIE85g(二人)
ネックフリース:私OR Radiant Face Mask35g・彼女スーパー品74g
レッグウォーマー:66g(二人・ピーコック購入)
ストーブセット:575g(SOTO SOD-310+PRIMUS Eta Express付属ポット(蓋はアルミ箔で代用)+ガス110サイズ)(私)
食材入れ用アルミ保冷袋:20g(彼女)
カップ&カトラリー:110g(私)**Wildoフォールドアカップ+Light My Fireスポークそれぞれ2セット
ウォーターボトル:500mlナルゲンボトル90g+ドリンクホルダー50g
ナルゲンカンティーン:私3L(90g)・彼女1.5L(65g)
ヘッドランプ:BD COSMO旧型90g(二人)
サングラス:私105g・彼女100g
タオル+バンダナ(20g):私N-RIT25g・彼女今治タオルマフラー58g
救急道具:60g(彼女)
ペーパー&ゴミ袋:60g(私)
ウェットティッシュ:100g(二人)
ホッカイロ:42g(x2個ずつ)
携帯:彼女のみ130g
化粧品:彼女のみ不明
マスク
**手持ち使用の為重量には加算せず:トレッキングポール(私コンパーデル:530g/彼女BD DISTANCE FL:460g)
○飲食物
山行中飲料:ナルゲンボトル0.5Lに。随時カンティーンより補充
予備水:ナルゲンカンティーン3Lに2L分(私)・1.5Lに1L分(彼女)**食事&ホットドリンク&行動中予備水
アミノバイタル(4本ずつ)、アミノバイタルウォーター粉末、ブレンディ粉末x2
行動食:魚肉ソーセージx2・カロリーメイト・塩飴等
朝食:菓子パン類数個
昼食:おにぎり(1個ずつ)+カップ麺
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- 2014/07/24(木) 14:45:36|
- 富士山
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