
10/3-4で最初予定しておりましたが予想以上に紅葉進行が早く
又、予定日の天気予報も芳しくなかったため急遽9/30から行ってきました。
1泊で奥穂高まで登る体力なんて当然無いんで今回もカール留まりの山行です。
彼女は仕事だったんで今回初のソロテント泊山行。ゴメン。

テン泊用ザックがいきなり変わっておりますが。
GRANITE GEAR NIMBUS TRACE 62が海外でですがめちゃくちゃ安かったんで買い替えてしまいました。
ホントはトップリッド無く重量1.3kg程度のブレイズAC60が欲しかったんですがこれが格安になってたんで。
まぁこちらもブレイズ同様にトップリッド外した状態にすれば1.5kg程度なんで全然いいんですけどね。
MILLETは新たなご主人の元で活躍してくれていることかと思います。
安値拾いしてるとヤフオクでペイ分完全回収出来る確率が非常に高く安易に買い替え繰り返し・・・。
もちろん有名ブランドで使用頻度低く、使用後のアフターケアも怠っていなかったからこそ為せる技。
ウエストベルトポケットにはEquinox Ultralite Pack Pocket(Large)x2使用。
グラナイトギア純正オプションのBELT POCKETは小ぶりな感じだったんでこちらを装着。使い勝手向上。
月曜日23時に自宅出発、相変わらずの下道使用で倹約。
R19~K26野麦峠方面経由での上高地入りは道中信号も少なくて運転しやすく助かります。
K26と峠越えでは完全にず~っと私1台のみの寂しい走行となりますが自分のペースで運転できて気が楽。
途中コンビニで朝昼食を買い込み沢渡の市営第2駐車場に予定より1h早い3時に到着。
R19の流れが非常に早かったんで早く着きすぎてしまい少し時間持て余して気味。
下道ルート参考にされる方は県道26号に入るとコンビニ一切無いんでR19走行中に寄っておきましょう。
朝食と準備を済ませ4時半にはP横のタクシー乗り場で相乗り相手を待ちますが
今回ソロだったんで3人集まるのに1台乗り過ごす事になりました。一人1050円。
5時過ぎには上高地BTに到着し5:15かっぱ橋出発。
昨年は涸沢までの長距離考慮し抑え目でスタートしましたが今回は飛ばします。
私は上りも下りもまだまだ苦手っつー情けない状態なんで平坦な区間だけでも頑張ろうと。
上高地到着時は多分15℃前後。ベースレイヤーロング+Tシャツだけだと寒いので
明神まではMARMOT POLARTECパワードライハイエフィシェンシーフルジップを着用。
歩いてると流石に暑くはなってきますがスカスカっぷりが最高で蒸れは感じず。

これもモルゲンロート?
結果、横尾には2時間ちょいの7:20に到着。20分程休憩してドリンク1L体制で再出発。

本谷橋までは1hで到着し昼食で30分の休憩。

さぁここからが苦手の上りとなり途端に足取りが重くなります。
そんな中なんとか展望のない箇所をやり過ごし視界が開けてくるとご褒美局面に突入。
そして去年も同タイミングで登られてた方を発見して彼と話ながら登っていきます。
火水休らしく我々も同日山行多いですから見頃狙っていくとそりゃ日程被るってもんですよね。





この辺ももうかなり色付いていて去年の10/6頃に訪れた時とほとんど変わらない状態。
そして日照不足の影響で色付きは期待できないと踏んでましたが全くそんな事なくて驚きました。
紅葉の良発色条件は日照と雨、寒暖差といわれておりますが山岳部では雨と寒暖差は十分なんで
比較的色付きは安定してるんでしょうかね?そして晴天下での紅葉はやはり美しい。
もうひと踏ん張りして正午前には涸沢ヒュッテに到着。今回は約6.5h強でした。
ヒュッテの温度計はお昼で15℃。風も無風~微風程度で快適です。


念願のアンダー・ザ・ブルースカイの涸沢カールに大満足ですが
カール中腹は既に一部落葉始まってる感じ?この辺りは9/27-28の週末が最高だったかも。
冷えたジュース買ってひと休憩し、写真撮り倒してからテント設営へと向かいます。
今年から涸沢カールテン場は1000円/1人に。トイレ料金は去年から込みでしたかね?
去年とほぼ同じ淵のひっそりとした場所にテントを張りテント内に荷物をぶち撒けてみると、
私ストーブとクッカー・食器類を家に置いてきてしまいました・・・やらかしました。
食事はアルミ食器で煮込む必要があるものなんで、周りの方にお湯だけ沸かさせて貰ってもな
って事で夕食は小屋売店で、翌日朝昼食は自然解凍食品・おやつ・行動食で乗り切ります。
今回はお昼前に到着で時間に余裕有りますから周辺ブラブラし涸沢小屋にも初探訪。
テン場は平日なんで紅葉見頃時期でも相変わらず余裕ある状況です。



テント見本市
テント買い替えではモンベル ステラリッジだけは買うまいと心に誓うのであった。テント迷子になるから・・・。
エアライズもフライカラーがグリーンとオレンジで二分されてるだけで多いですけどね。
海外勢ではMSRに代わりNEMOがダントツ人気な感じな昨今。

雲はボチボチ出てましたが15時頃までは日差しもよく入る状況に大満足。
そしてヒュッテ売店は17時までなので16時過ぎに夕食のカレー1000円を頂きに。
涸沢小屋だと同額でスープ付だったんで涸沢小屋で食べたかったんですが、
涸沢小屋の方はカレーはランチメニューで15時迄だったんで断念してヒュッテにて。

山小屋売店らしく蚊のような虫さんも一緒に煮込まれてたカレーを頂きました。
見つけちゃうんだよなー私。下界とは異なる環境なんで文句なんて当然言いませんよ。
まぁ下界でも多少の事だと文句言えませんが・・・。
そしてテン場に戻り皆さんが山ディナーを楽しまれてる中、小一時間程気絶して
目を覚ますとまだ18時半なんで明日の下山コースであるパノラマコースのお勉強などを。
そうこうしてる内に時間は20時過ぎ、夜のテン場撮影を忘れていた事に気づきます。
まぁ今回は三脚も忘れてるんで別にいいんですが、折角来てるんでチャレンジ。

ヒュッテテラスの欄干に押し付けての撮影なんで残念な写りではございますが、
20時大幅過ぎでライト消してるテントも多くて更に寂しさも漂わせる写真となってしまいました。
一応の任務もこなし再び寝る努力を試みますがただでさえ中々寝れないくせに
先ほど小一時間程気絶しておりますので全く眠れる気がしません。
夜の気温は10℃前後。
今回はイスカ280Xに買い換えての初テン泊ですが、それ程冷込みもなく無風状態なので
テント内も15℃近くあり、上はキャプ2+MARMOTの薄手POLARTEC PDHE、下はユニクロの
マイクロフリースPTに裸足で快適な状況。防汚目的のシーツのみでESCAPE BIVVYは未使用。
そして手前味噌ですがシュラフシーツいいですね。ヘッド部分をきっちりセッティングするには
慣れも必要な感じですが、取り敢えずほとんど直には接触せずシュラフへの皮脂汚れも気にならず。

結局今年は8月の天候不良の影響もあり全くテント泊出来ておらず2年で3回しかしてないですが
全て温暖且つ好天下だったんでハーフメッシュテントでも辛い目に合うことも全く無し。
なんて思いながらウトウトしてたら夜中にちょいと風が出てきて
フライがバタバタしだして今までには無い状況に。
昼間は無風でしたからフライのテンションも大してかけず張っていたのでしっかり張り直し。
風が出だしてからは若干肌寒さ感じましたがそのままウトウト。
流石にある程度の風が吹く状況だとメッシュ部分から微妙に吹き込んでくる感ありで
テント上部の気温は10℃ちょい程度まで下がってました。非メッシュのボトム部分は15℃程度キープなんで
全然大丈夫でしたが、冷え込んだ中でのメッシュテント使用は中々の覚悟要するなと少し実感。

テント泊におけるシュラフ・防寒着の選択についてはやはり経験積むことが一番ですね。
やる前からあれこれ悩みすぎてても絶対に最適解なんかには辿り着けません。
なんとか2-3時間はウトウトながらも睡眠取り3時頃には起床。4時位まで寝てたかったんですけどね。
早起きした所でホットコーヒーさえ作れなくて泣けてきますが、それ程寒くもなく助かりました。
そしてダラダラとテント内整理をしてから5時過ぎにはヒュッテテラスへと向かいます。

空に雲は少ないんですが結構ガスっててガスりまくる瞬間等刻々と変化見せますが
どうも太陽が上ってくる側には雲がかかってるようでモルゲンロートは微妙な雲行きに。

やはり雲の影響で日差しが入るのが遅れ焼けずに残念。

だったんでエフェクトで偽モルゲンロート。
そしてテン場戻りおやつと行動食を摂取しテント撤収開始。風も収まってるんで優雅に撤収完了。

撤収してると何か見慣れぬ機材背負い込んだ方がテン場をウロウロ。
撤収終わった私も後を追いかけると彼は奥穂方面へ向かう模様。

グーグルストリートビュー登山ルート版の撮影チームでございました。
お気をつけて~。サポートスタッフの方が来年には公開されるような事をおっしゃってました。
んで、今年も稜線目指せなかったんでせめて少しだけでもステップアップ試みようと
パノラマコースでの下山を選択し8時半に下山開始。彼女と一緒だとパノラマ拒否られますし。

割りとハード気味のルートということで案内板でも牽制されているんですが、
例えば鈴鹿御在所岳の中道ルート程度の経験が有る方ならロープ・鎖場での高度感が
多少増す程度の感じなんで慎重に行けばまず大丈夫かと思われます(あくまでも私の主観)
ただ中道にはない、ほぼ崖な所を横切るような箇所もいくつかありますのでご注意を。
そして登りで始まり下降局面でもちょいちょい登り返しが出てきますから
テント泊装備等で通られる方なら2日めで疲れも残ってるでしょうしそれなりの体力は必要。
ってな事を言っておりますが、実は私小滑落してしまいました・・・。
それも難路部分では無い、普通に1m前後は道幅のある平坦な部分で足を滑らしてしまい
体勢立て直すことが出来ず斜面側に数メートル程滑落。気を抜いてるからだと猛省しています。
滑落場所次第では大事になっていたかもしれませんから。
居合わせた皆様には心配とご迷惑おかけいたしました事深くお詫び申し上げます。
トレッキングポールを受け取ってくれた女性の方、最後ポールで引き上げてくれた男性の方
ありがとうございました。
そして気を取り直して慎重に再び下山開始。
屏風の頭への分岐地点までは難路部分がいくつか有りますので慎重にクリアしていきます。




同タイミングで下山していた山ガールちゃんに許可頂いて撮影

屏風方面に寄るのは当然自粛してそのまま下山。
屏風過ぎからは下降局面となりますが結構登り返す部分も有り体力を消耗していきます。

さよなら~涸沢カール~

分岐から屏風方面への登り

梓川が見えてからが長い・・・。この先はバテバテ状態でろくに写真も撮らず。
屏風分岐以降の下りで相当バテてしまい時間かかり新村橋には13:45到着。
コースタイムは3.5-4h程度ですが5時間以上かかってしまいました。滑落によるロスは30分程度。
コース入口注意書きには10時迄に出発と有りますが私のように体力無い方は更に早めの出発を。
新村橋からも疲労で足取り重く2時間かけ15:55かっぱ橋に到着。
パノラマコースは私のように体力無ければ、しっかりつけてからチャレンジするのが賢明でしょう。

ここで再び行きにお話した方と遭遇。小滑落した話などするも装備の損傷もほぼないので驚かれました。
コンプレッションタイツの両膝部分が小さく破れた程度だったんで。(修理しなければ)
おろしたてのニンバストレースは特にサイドメッシュポケットとかペラペラなんで
破けててもおかしくなかっただろうに全くの無傷だったんで一安心。
来年の再会を匂わせ彼は平湯へ、私は沢渡へと向かいます。
残念ながらタクシー待ちする方が全くおらずバス(片道だと1250円)で駐車場へと戻り
ソロなんで併設の足湯で足湯と着替えのみで済ませ寄り道もせず家路へと急ぎます。
帰りも一切渋滞することなく、中津川以降も快適な流れのまま名古屋まで。
相変わらず車の運転となるとマシーン状態となり、ほぼNO休憩で帰っちゃって4時間強で帰宅。
彼女に話すと驚かれ飽きられながらも無事だった事に安心してくれて再び猛省。
体力・筋力が無いうちは無理な山行はしないぞと心に誓った今回のソロテン泊山行でございました。
登山ではちょっとした気の緩みで大事になってしまうんだという事を肝に銘じて。
○装備リスト

ベースウェイト:9kg弱(ストーブ・クッカー・食器類・三脚入れ忘れで結果的に約1kg分減量)+水・食料(行動食含む)
**レインカバー&ゲイターは完全晴天予報の為持参せず
**涸沢カールは水場有りザック内に大量水物携行不要なのでパックライナー的大容量ドライサックは不使用
○ザック:グラナイトギア ニンバストレース62 1.8kg(**イスカウルトラライトパックカバーLL持参せず)
**ウエストポケットに2xEquinox Ultralite Pack Pocket(Large) 装着し使い勝手向上!純正のより良さげ
○ドライサック:PODSACSウルトラライトドライサックS(6L)0.048kg/ISUKAウルトラライトポーチ(7L)0.042kg
**PODSACSにダウン&薄手フリース、イスカに滞在着CAP2と防寒小物類
○サコッシュ:モンベルULポーチS 0.03kg(メモ帳・アミノバイタル等)
○テント:KELTY GRAND MESA2 1.88kg+FP100均エマジェンシーシート0.05kg+4xアンカー0.05kg
**ペグ使えないので持参せず。エマシーは軽いがフットプリントとしての使用では一度でボロボロに
○テント内マット:薄手銀マットx1(120x70) 0.06kg
○テント拭き用タオル:0.04kg
○シュラフ:イスカエア280X 0.58kg
○シュラフシーツ:0.14kg
○シュラフカバー:AMK SOL ESCAPE BIVVY 0.24kg
○シュラフマット:Z Lite Sol/S 0.3kg
○レインウェア:0.47kg(MARMOTプレシップJKT&モンベルバーサライトPT)inグラナイトギアエアジップツイスト5L
**ORバーグラスゲイターから買い替えたORエンデュランスゲイターは持参せず
○防寒:Outdoor Research FILLAMENT PULLOVERダウン:0.2kg
MARMOT POLARTEC POWERDRY HIGH EFFICIENCYフルジップ/0.24kg(寝間着兼用)
ユニクロマイクロフリースPT(軽い女性用):0.3kg/厚手靴下:0.12kg/ORシティリミッツビーニー:0.085kg
SEIRUS EXオールウェザーグローブ ガントレット:0.14kg(レイン&保温兼用)
○予備衣類(滞在着でも使用):PATAGONIA Capilene2 0.14kg
○サンダル:100均セリアEVAサンダル 0.14kg
○ストーブ+周辺品:クッカーは持たずEPIアルミ食器2個大中をポット&食器使用
**SOTO SOD-310(4本ゴトク)+ライター他周辺品0.07kg+110ガス缶(200g)ガス満タンで0.4kg(**入れ忘れ)
○食器&マグ&カトラリー:0.22kg**EPIアルミ食器大中+ライトマイファイアースポーク+FOLDACUP(**入れ忘れ)
○保冷バッグ:0.02kg(アルミバッグにペットボトルコーラ・おにぎり・冷蔵食品等)
○ボトル&カバー:ナルゲン0.5L+ナルゲンボトルカバー0.15kg+予備ボトルでもう1本追加0.09kg
○ウォーターボトル:ナルゲン広口キャンティーン1.5L 0.065kg
○タオル:0.025kg(N-RIT)+バンダナ0.02kg
○ヘッドライト:BLACK DIAMOND COSMO旧型 0.09kg
○救急用品:0.1kg(普段の2人用セットから削ってコンパクトに)
○地図&コンパス:0.05kg
○携帯:0.12kg
○ウェットティッシュ:0.1kg(テン場到着後着替え前に体拭ける大判タイプ)
○ペーパー&ゴミ袋:0.05kg
○カメラ:ミラーレスカメラ+レンズ2本+アクセサリー0.75kg/三脚0.27kg/カメラクリップ0.12kg(**三脚入れ忘れ)
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○水:ドリンク用ナルゲンボトルに0.5Lでスタート。横尾で2本体勢に
○食料・行動食:1kg前後(+スポーツドリンク・緑茶粉末)**マグと一緒にしてたコーヒー粉末は入れ忘れ
○トレッキングポール(コンパーデル:0.52kg)**手持ちの為ベースウェイトには加算せず
登山前の入浴で体を清潔にしてからデオナチュレ使用すると
1泊経験までしか無いですが山行中の体臭は相当軽減されるようになりました。効果抜群。
私は登山時にしか使用しないのでソフトーンでも2シーズン目余裕で突入。
ヘビーユーザーなら長持ちするクリスタルストーンがベター。
沢沿いだったり水源把握した山行では最高レベルの軽量化武器に。
神経質な方なら雨水利用した小屋水や湧き水に使用するのもアリ。
超軽量コンパクトな最高性能ウォーターフィルター。
スイス新興メーカーEXPEDのFold Drybag ULは割安なのに超軽量でイチオシ
**値上がりして割安感無くなってますね
(XXS/1L/14g XS/3L/18g S/5L/23g M/8L/27g L/13L/36g XL/22L/42g XXL/40L/57g)
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- 2014/10/04(土) 22:21:13|
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