これから登山を始める友人の為に、日帰り装備リストを作成。
最初はどれだけ山にハマるかなんて分かりませんから、服やバックパックなんかは
普段も兼用で使えるような物をチョイスしたいと考えるのは当然な初心者あるある。
機能性の高さは当然、ファッション性も併せ持ったバックパック・ウェア類と
登山使用で定番の日帰り基本装備をピックアップ。
もし友人と同様な思いでこれから登山始めてみようという方のご参考にもなれば。
私には手が出せないアウトドアハイブランドの高額品多数ですが!
まずは最重要基本装備から。ピックアップ品はアマゾン入荷状況により更新していきます。
アマゾン販売のウェア類は返品送料無料の物が多くて魅力的。服は袖通してみないと分からないんで。
ただしマーケットプレイス商品は対象外ですし、販売店評価欄もしっかりとご確認してからのご購入を。
○バックパック(レインカバー付属してないタイプなら雨から装備を守るために別途用意必須です)
・20Lサイズ(レインウェア・防寒具や予備衣類・ドリンク・調理不要の食事類・救急用品他必須小物類)
普段使いではベスト、低山の日帰り使用では山飲食は有り物で済ませるのみならこのサイズで十分。
ですが、山でお湯沸かししてコーヒー飲んだりカップラーメンを食べたくなって
バーナー&クッカー装備を追加しだしたりすると容量足りなくなってくる可能性も。
経験積んで装備の取捨選択&パッキングスキル上げれば20Lサイズでも十分こなせますけどね。
このクラスでは収納量も限られますからウエストベルトについてはそれ程気にする必要も無し。
MYSTERY RANCH STREET FIGHTER(19L/1180g/H45cm/W25cm/D15cm)
普段使いメインでトレッキングにも当然余裕で対応。MRはヘビーデューティで剛性抜群
両サイドにポケットとシンプルなストラップ仕様で邪魔にならないウエストベルト
サイドポケット構造からハイキング兼用ならGUNFIGHTERよりこちらの方がオススメ
KLATTERMUSEN Mimer22(22L/1130g/H50cm/W29cm/D16cm)
とにかくハイセンスなクレッタルムーセン。サイドポケットは片側、ウエストベルトもシンプル
・30Lサイズ(+バーナー&クッカー・予備飲料や調理用の大容量ウォーターバッグ・予備衣類等)
山での調理や日帰りでもそこそこの距離歩くレベル~小屋泊まで考えてるならこのクラス。
普段使いでは若干持て余すでしょうが十分許容範囲。
10kg近い重荷を背負う状況も想定されるならウエストベルトがしっかりした物を選んだほうが幸せでしょう。
そーなってくると普段兼用は難しい作りの物が多くなってくるんで中々悩ましい所でありますが。
つー事で、着脱可能なウエストベルトのオプションがあるSWEETPEAが断然魅力的に。
下記チョイスのUL系のグラナイトギア・アンドワンダーは特に登山時のパッキングでは一工夫必要に。
ウルトラライト系バックパックはフレームレス&背面パッドも入って無かったりするフニャフニャ仕様なので。
そして重荷を背負う時には肩に負担かかるの必至ですから初心者には特に要注意。
MYSTERY RANCH SWEET PEA(33L/1620g/H46cm/W29cm/D22cm)
ウエストベルトは別売りで登山使用時には装着してヘビーウェイトな荷物にも対応しますが、
日帰り登山ではまず到達することのない13kgまでウエストベルト無しでも背負える設計!
ただ重荷を背負うときにはしっかりとしたウエストベルトで腰に荷重分散させた方が断然背負いやすいです
普段使用ではちょいとゴツめでしょうが日帰り登山使用では余裕有り安心感あるサイズ
MYSTERY RANCH SCREEスクリー(38L/1420g)
2016新作で日帰り~小屋泊登山使用に最適なモデルが登場
日帰り・タウン使用では持て余し気味かもですがMR十八番のこの3ジップデザインは使い勝手良し
レディースモデルのCairnケルン
KLATTERMUSEN ALLSVINN 30(30L/1480g/H52cm/W33cm/D7cm)
ポケット無いのでショルダー等に装着するドリンクホルダーやハイドレーションシステム必須
クレッタルムーセンはただ洒落てるだけじゃなく作りはとってもヘビーデューティ
and wander 30L backpack(30L/670g)
元イッセイミヤケのデザイナーの方たちが立ち上げたアウトドアアパレルブランドで
ウルトラライトスタイルをアパレル的に落とし込んでて超お洒落ですがお値段はモード並。
軽量で気軽に普段使いしやすいタイプだが10kg近い重荷を背負う時には不適
その他20L~40Lで各種有り
GRANITE GEAR VIRGATE(26L/480g)
私も大好きグラナイトギアの日本別注サイズのモデル
グラナイトギアはデザイン・配色のセンスが超私好み
ウルトラライトスタイルのバックパックはフレーム無いのは当然、多くが背面パッドも入っていないので、
100均にもあるような折畳シートなんかをザック内背中面に配置してパッキングするなど一工夫が必要
とにかく軽いので気軽に普段使いはしやすいタイプだが10kg近い重荷を背負う時には不適
○レインジャケット・ハードシェル
低山日帰りなら比較的天気予想もしやすいのでレインウェアはザックの肥やしになりがち。
肥やしなので軽量性や普段着兼用出来るデザイン性を重視してチョイスするのは賢明。
日帰りならゴアテックスに拘る必要もなく各社競ってる非ゴア系防水透湿シェルで十分ですが、
素材感やデザイン性から普段着兼用出来るようなのはほとんど無いかと思われます。
高山や泊まりでの山行まで視野に入れているならゴアテックスやeVent等高い防水性を誇る
レインウェアも視野に。耐久性と防水性の高さからゴアテックスは根強い人気。
冬用ハードシェルは重くて冬以外には使いにくいので3シーズン用としては3-400g前後を目安に。
ボトムについては上半身程に気を使う必要は無いので軽量性や耐久性等お好みで選択を。
拘り派にはレインウェアは上下セットで売られている物ではなく単品で別々購入がオススメ。
以下ピックアップ品は高額ですが、いずれも普段着としても着用可能なレベルで作りこまれた逸品。
一般的な低山日帰り用レインジャケットとしてはオーバースペックですが、
普段着としても着用可能である事を考慮すればそこまで割高なものでは無いと思います。
ただ、海外アウトドアブランド物で着込む事も想定してデザインされているアウター系は
サイズがかなり大きめの物も多いのでサイジングを十分下調べしてからご判断を。
街着用途にて完璧なシルエットに拘られる方なら山・街兼用は考えないほうがいいでしょう。
登山用途ではインナーにフリースかダウンを着込めるサイジングじゃなければいけませんから。
アークテリクスのハードシェルはベータ→アルファ(定番モデル)→シータの順に着丈が長くなり
SLは軽量ゴアパックライト、LTは耐久性高いゴアプロシェル3レイヤー、SVは厳冬期等エクストリーム仕様。
一般的にはSLでも十分でしょうが心配症な方ならLTクラスはチョイスしたい所。ですがLT以上はド高い!
→→
アークテリクス アルファSLジャケットbyアマゾン
→→
アークテリクス ベータLTジャケットbyアマゾン
**アルファLTは廃番の模様
TILAKのゴアプロシェル3レイヤーモデルSTORM JKT
出回り過ぎのアークから逃げてる人たちに人気の模様。お値段もアーククラスでございます
私も購入のWESTCOMB SPECTER LT HOODY
高透湿性を誇る防水透湿メンブレンeVentを使用、軽量な3シーズン向きモデル
元アークテリクスのメンバーが立ち上げたmade in canadaブランドで、
以前アークテリクスが使用していた工場で生産されているのでクオリティは折り紙付
こちらもアーク避けな方たちに人気。ブランド設立&使用工場経緯からまぁ当然でしょうが
**リンク先商品は2016時点では長期在庫品となるのでおすすめ出来ません。
○行動着・保温着
・ベースレイヤー
最近はメリノウールも人気ですが、気温高めの低山中心ならまずは化繊からがベター。
モンベルのジオラインL.W.は1枚では着られない下着感ムンムンのベースレイヤーですが
超定番アイテムなのでピックアップ。半袖Tシャツ類の重ね着必須です。
パタゴニアCAPILENE2は1枚での着用可能ですがタイトで男性はビーチクに注意。浮き立つビーチクや
お腹のたるみが気になるなら半袖Tシャツ類を重ね着で。真夏の低山はクソ暑いんで半袖1枚で
十分ですから真夏に1枚で着用することも考慮しつつ化繊素材のお好みのデザインを見つけましょう。
女性なら半袖のみ着用時には日除け・保温対策でアームカバーも持ってると重宝。
**CAPILENEシリーズは2015モデルチェンジでMWが旧モデル2と3の中間クラスで3シーズン向き。
低山夏山ならリンクしてないですがLWがおすすめです。
ベースレイヤーは機能性活かす為ジャストorタイトフィットで生地が肌に密着するサイズを。
3000m級頻繁に行くようになったり、体臭が気になってしょーがない方にはメリノウールも推奨です。
ただチクチク気になっちゃう方もいるのでまずは廉価なモンベルスーパーメリノウールで試しましょう。
3シーズン使用では150-180g/㎡クラスの薄手タイプで大丈夫。
で、大丈夫だったらsmartwool・ibex・icebreakerらメリノウールベースレイヤー大御所ブランドへと。
まぁブランドによって処理が異なるんでモンベル大丈夫だったら他のも大丈夫って訳でも無いですが。
メリノウールは防臭性と汗冷えしないのが大きなメリット、
耐久性劣るのと化繊よりは速乾性劣るのと、気になる人にはチクチク感有るのがデメリット。
メンズ(1枚着用ならジップネックが換気や首元日焼け予防に優れ最適です)
レディース(女性は重ね着Teeやベースレイヤー自体をジップネックタイプチョイスで日焼け予防に)
・その他(ボトム・タイツ・ソックス・下着)
山ではショートパンツとタイツの組み合わせでの対応が快適。
タイツは筋肉痛の不安が強いならコンプレッションタイツを、
不安無いなら薄手や中厚の化繊タイツを季節やコーディネートに応じてチョイス。
夏の低山にはタイツは暑いけどケガ防止の観点から履いたほうが賢明。
ショートパンツに抵抗有る方は7分丈やロングパンツで勿論OK。ボトム類はお好みのを。
ソックスはメリノウール系中厚タイプが基本です。smartwoolが日本では入手しやすいかな?
下着はまずはユニクロエアリズムとかで十分でしょう。女性はブラは買ったほうがいいかも。
コンプレッションタイツ(機能性タイツ)
着圧タイツ定番CW-X。定番足腰不安があまりない方はシンプル着圧モデルの
スタイルフリー、膝に不安のある方はエキスパート、膝腰不安の方はスタビライクス。
浅めだがフロントファスナー仕様のC3fitのエレメントも男性には使い勝手良さ気で人気。
インパクトはスタビライクスより割安価格になりがちで倹約派にオススメ
メンズ
スタイルフリー エキスパート スタビライクス
C3fitインパクトは腰・膝サポートでCW-Xより割安になりがち
C3fitエレメントはフロントチャック仕様で男性にはありがたい機能
レディース
スタイルフリー エキスパート スタビライクス
C3fitインパクト(腰・膝サポート)
一般タイツ
体力・筋力に自信有り、足腰や筋肉痛に不安の無い方なら普通のタイツで。
トップス同様ジオラインやキャプリーンLW/MWがオススメでしょうかね。
低山夏山ならキャプはLWが最適でしょう。そしてロングパンツ派なら寒冷時期以外は不要です。
そして当然ボトムにもメリノウール有ります。
メンズ
レディース
・防風防寒着
風が強く肌寒く感じた時には行動中なら超薄手のウィンドブレーカーが有ると重宝。
レインジャケットをウィンブレとしても使用するのが普通ですが快適性優先ならウィンブレいっときましょう。
防寒着は軽量コンパクトな薄手ダウンが最適。濡れても保温力が落ちにくい化繊タイプも人気。
化繊は軽量性とコンパクト性に若干劣るが洗濯が容易で使い勝手に勝ります。
ダウン系は低山でも遭難等アクシデント時の備えとして必須。勿論従来から定番のフリースでもOK。
寒冷時期にはベースレイヤーとしても使えるキャプ4クラスの薄手保温着も1枚有ると重宝。
ウィンブレ
登山使用ではウィンブレには透湿性と防風性という相反する機能性が求められる事から
パタゴニアHOUDINI JACKETとアークテリクスのスコーミッシュフーディが2大巨頭。
フーディニメンズ レディース
→→
アークテリクス スコーミッシュフーディbyアマゾン
薄手ダウン
ダウンは3シーズン日帰り用でならユニクロやモンベルのライトダウンで十分ですが
拘る貴方には濡れに強く洗濯も容易で日常でも使いやすい化繊インサレーションがオススメです。
プリマロフト60g/㎡クラスのパタゴニアのナノパフやアークのアトムLT辺りが定番人気。
プルオーバーやジップアップ、フーディ等を重量や着やすさ・主な使用環境によりお好みで。
プリマロフト使用で安いのもありますが安いのは重めで収納性も嵩張るタイプが多いのでご注意を。
→→
パタゴニア ナノパフシリーズbyアマゾン
→→
アークテリクス アトムLTシリーズbyアマゾン
薄手保温着
3シーズン日帰りでならいざという時用も含めて上記ダウン系が有れば十分ですが、
より快適な山行にするためには3シーズンでも春秋の寒い時期の行動着としても着やすい
薄手の保温着も持ってるとより細やかに状況に対応可能です。
3シーズンでならパタゴニア キャプTWサーマルウェイトクラスのが1枚有るとバリエーション広がります。
私はMARMOTのCAPILENE TW同等品使用してますが使い勝手最高ですよ。
そして薄手保温着・ウィンブレ・ライトダウンが有れば厳冬期以外は柔軟に快適に対応可能でしょう。
○登山靴
低山日帰りでは硬いシャンクのゴツい登山靴は不要。
防水性ある軽くて履きやすい軽トレッキングシューズが最適。
登山使用するソックスを履いてフィッティングを。ワイズ(足幅)等自分の足型の把握も重要ですが
登山靴は実際履いて行ってみなきゃ分からないのが現実なんでまずは足入れフィーリングを大切に。
下りで爪先が当たるようなジャスト過ぎもユルユルな大き過ぎもNG。頑張ってベストフィットに出会いましょう。
ここでは人気のスカルパをピックアップ。
日帰り中心ならカイラッシュ・キネシス辺りのソール柔らかめで歩きやすいタイプを
高山メインでガシガシ行くならクリスタロ・ミラージュ辺りのソール硬めのタイプを
**クリスタロは値上げの嵐で3.5万程度だったのが随分値下がりしましたね
あとはハットやキャップ類、女性の方は特に夏山用に日除けグローブも必須ですね。
ハット・キャップ類は防水タイプも色々売られていますが、やはり夏の日除けメインで考えると
暑苦しくないノーマルの化繊素材がベターなような気がします。
ハット・グローブについても近々追加でまとめるのでしばしお待ちを。
続いては小物類必須装備リストを後日に。
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- 2014/10/23(木) 15:31:11|
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