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MHWハイパーラミナ出物ついでに化繊スリーピングバッグについて

**2018.10追記

ファイントラックのポリゴンネストが'18リニューアルに伴い一部EN13537に対応し、
以前のシリーズがとんでもないレベルで下駄を履かせてた事が明白になりましたね。

以前のモデルの温度域表記は低体温症目前のエクストリーム水準だったんですね。
現行オレンジはEN13537でコンフォート4℃/リミット-2℃/エクストリーム-17℃ですが、
重量からオレンジ相当となる旧12x8は最低使用温度-17℃で売られていたのです。
しかもユーザーから2-3年で使い物にならなくなるとの声も出てきてるっつー。
ファインポリゴンのシワが伸びちゃってロフトが無くなってしまうそうです。


**2017.1追記

ハイパーラミナ全シリーズ30%オフで再びリスティングされてます!!

→→http://balearock.blog.fc2.com/blog-entry-673.html


今までの化繊シュラフにはない高い圧縮性・保温性・軽量性のバランスが評価され、
夏用モデルのスパークが化繊タイプのシュラフとして史上初のBackpacker Editor's Choice2015
受賞となったマウンテンハードウェアHyperLaminaシリーズの冬季用モデル トーチが30%オフに。
**nightsale品って事で今のところ夜間帯だけ商品登場する毎日な感じです。

ご紹介ついでに山岳用途での化繊スリーピングバッグについてもついでに後段でまとめております。



ハイパーラミナはEN13537に対応しており、ここが非常~に重要なポイントだと思います。
化繊シュラフについては今まで保温性能の判断材料がメーカー記載値のみだった訳ですから
その点が第三者測定での規格で数値化されているのはめちゃくちゃ大きいでしょう。
保温性能と重量、収納サイズをEN対応ダウン物と高精度で比較可能なほぼ唯一無二の化繊シュラフ。

トーチのEN13537はコンフォート-9℃/リミット-16℃。
これはダウンハガー800#0のコンフォート-10℃/リミット-18℃に迫る水準であります。
気になる重量はトーチ1474g、一方ダウンハガー800#0は1183gでその差291g。

あーっ、て思われる方いるかもしれませんがちょっと待って下さい。
冬季でのダウンシュラフ使用については殆どの方がシュラフカバー併用されていると思います。
冬季用としてはゴアテックス3レイヤータイプが主流ですからその重量約400gを加味するならば、
ハイパーラミナトーチの方がEN13537は若干劣るものの重量的には約100g軽量に収まります。

これはっ!!ですよね。
冬山やられてる方はシュラフとカバー間の結露には随分悩まされてる事かと思います。
それでも今までの冬用化繊シュラフの激重・巨大っぷりを前にしてダウンしか選択肢は無かったでしょう。
ですが、保温性・重量についてはもう高品質ダウンシュラフに対しても肉薄する水準になってきたかと。

勿論化繊だろうが結露は発生しますし、完全防水でもないので水濡れリスクはありますが、
ダウン程のロフト低下を招くことはまずありえない故カバー迄は不要との判断を是認出来る事が大前提。

ただ収納については22x46cmとダウンハガー800#0の19x38cmに対してまだまだ劣ってますから
この収納サイズ差とダウンのデメリットで天秤にかける事になるでしょう。
コンプレッションバッグ使ってどの程度までコンパクトになるのか実物で確認したいところですね。
まぁでもシュラフカバー分考慮すれば収納サイズもダウンにかなり肉薄してきてると言えるかも。

EN13537に対応した温度域でこの保温性、そしてシュラフカバー考慮すれば重量的にも遜色なし。

そして30%オフでこの価格水準。

めちゃくちゃ魅力的じゃないですか?
いつかするかもしれない冬山テン泊の為に私も取り敢えず買っておきたい程です。
その前にダウン500g前後クラスの方が我々には必要なんで今回のトーチは泣く泣く我慢しますが。

夏山や3シーズンでは連泊でもない限りシュラフカバー必須って訳でもないので
まだまだダウンスリーピングバッグに分があると思いますが、
カバー必須の冬用であれば、ハイパーラミナシリーズは非常に有力な候補となりうる製品でしょう。

又、夏山や3シーズンでもシュラフカバーを必ず携行されてるような方なら、
夏用スパーク、3シーズン用フレームもかなり有力な選択肢の一つになってくるかと思います。

海外ではハイエンドモデルを中心にかなり撥水ダウンに切り替わってきているので、
撥水ダウン系も結露・水濡れ対策の観点から今後大きな存在になってくると思いますが、
EX13537的に日本国内最高レベルの性能誇るモンベルダウンハガー800/900シリーズと、
イスカエアX/EXシリーズがいずれも撥水ダウンには対応していない状況ですから、
日本ではこの手の新世代化繊モノがまだまだ有力な候補になるんではないでしょうか。

イスカ・モンベルがフラッグシップモデルで撥水ダウンに対応するのはいつになるんでしょうかね?
撥水性能の耐久性には疑問が残る部分は有りますがウェア類程洗うものではないから大丈夫かな?



○HyperLamina○

ウェルデットラミナ製法を採用。生地に中綿を直接溶着することで、中綿の片寄りを防いでいる。
さらに、縫い目をなくすことで、冷気侵入の原因となる"コールドスポット"の発生を防ぎ、
化繊タイプのシュラフの弱点であった収納時の圧縮性の低さを解決し、携帯性および軽量化も実現。
身体のパーツを複数のゾーンに分けて中綿の量を変える「ゾーン別インシュレーション」は、「保温性」と「軽量性」を両立した。
センターファスナーも快適さを生み出す。


MHWハイパーラミナトーチ(コンフォート-9℃-リミット-16℃/重量1474g/収納サイズ22x46cm)
30%オフ22,680円に。

**下記2店は名称違うだけで母体は同じです。
  又ムラウチ系列は結構頻繁に設定価格変更してるので、これもあっさり値段戻る事もあるかもです。








ロフトをつぶさずに形成するウェルデッドラミナ製法を採用した化繊のスリーピングバッグ。
保温性を3つのゾーンに分け、体幹と足元を最も手厚くケア。開け閉めや出入りがしやすいセンタージッパー。

・ウェルデッドラミナ構造
・ゾーン別インシュレーション
・デュアルスライダーを備えたハーフレングスのセンタージッパー
・フィット感のよいマミーカット
・ドラフトカラー
・足の形に沿ったフットボックス

サイズ:内部全長:198cm/肩周囲:160cm/腰周囲:147cm/足部周囲:99cm
収納サイズ:18×40cm ロフト:15cm
重量(目安):1,474g(R)
素材:シェル:20Dドビー(タクテルナイロン100%)/中綿:サーマルQライニング:20Dタフタ(ナイロン100%)
参考使用温度:-18℃




******************************



山岳用途でもダウンスリーピングバッグに対抗しうる化繊スリーピングバッグ

**ファイントラックのポリゴンネストについての雑感については、
  FTファンの方はちょっと気分を害されるかもしれない点ご留意願います。
  悪意や嫌味ではなく素直な思いで疑問呈しております。


縦走・連泊での使用ではダウンは体から放出される水蒸気でも湿っていきロフト低下しがち。
又、冬山ではゴアテックスシュラフカバーでも結露対策の有効な防衛策にはならず。

それらを解決する対策として最も有効なのが化繊スリーピングバッグの導入なんですが、
今まではダウンに匹敵する保温性獲得するには重く嵩張りすぎで山岳用途では敬遠されてきました。

しかし最近はダウンに肉薄するのも出てきたのでそんな製品ご紹介。
とは言ってもダウンの保温性能とコンパクト性にはまだまだ及ばないのも事実であります。
それぞれのメリット・デメリットを十分把握してご判断を。

そして完全防水ではないが化繊ならカバー迄は不要と割り切れるかどうかも重要なポイントです。


化繊ではカバー不要との前提の上で、ダウンシュラフで((絶えずシュラフカバー使用))されてる方なら
重量差については下記製品は既にダウン製品と互角以上の水準に達してます。
特にゴア3レイヤー等300-400gのシュラフカバー使用されてる方なら化繊が軽量性で勝る事も。
非ゴア等200g前後の軽量なカバー使用されてる方なら100-200g程度はまだまだ重めに。
収納性についてはダウン比でMHWは1クラス強大きめ、FTは若干大きめ程度。

ハイパーラミナについては分かりませんが、
ポリゴンネストについては1年経たない内に猛烈に臭くなり洗濯必至だったとのインプレも。

化繊については連続使用でダウン以上に悪臭発生装置となってしまう事もある点ご留意を。


MOUNTAIN HARDWEARのハイパーラミナシリーズはEN13537対応で温度域表示は信頼性アリ。
ダウンシュラフ使用時にはシュラフカバーを絶えず携行されてる方なら重量差は互角レベルに。
収納性についてはダウン280gクラス性能のスパークでダウン450gクラスの収納サイズ、
ダウン450gクラス性能のフレームでダウン600gクラス超えるレベルの収納サイズに。

ハイパーラミナスパーク(コンフォート5℃-リミット0℃/重量737g/収納サイズ15x33cm)
ハイパーラミナフレーム(コンフォート0℃-リミット-6℃/重量1106g/収納サイズ18x40cm)
ハイパーラミナトーチ(コンフォート-9℃-リミット-16℃/重量1474g/収納サイズ22x46cm)

**トーチは現在アマゾン取扱無し。そして本家サイトは収納サイズ誤記載やらかしてます。
  MHW・コロンビアにお知り合いの方居られましたら教えてあげてください。

http://www.mountainhardwear.jp/category/?keyword=%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%8A




ハイパーラミナ@楽天↓↓(楽天の仕様変更でリンク綺麗にまとめられず雑な貼り方すみません)

http://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%8A/?_dummy=%E2%97%87%E6%A5%BD%E5%A4%A9%E2%97%87&sfrom=horizontal&x=0&y=0



Finetrackポリゴンネストは高品質ダウンに肉薄する重量と収納サイズで驚きます。
シュラフカバー分考慮すれば重量・収納サイズ的には完全にダウン凌駕しちゃってますけれども。

スペック的にはポリゴンネストは革新的レベルの製品なんですが、
その割りにはそれほど盛り上がってる感ないのは設定価格のせいなんでしょうかね?

使用温度域は眉唾モノのメーカー独自数値で、実際寒いとの声も目につきます。
そして価格設定はかなり割高。あと独自の保温材が体動かした時にシャカシャカうるさい模様。

でも化繊でこの重量と収納サイズでこの温度域水準を獲得出来ているのならば、
割高且つ多少欠点あったところでワールドワイドに話題となっててもおかしくない気がしますが。
そしてFTはモンベルやエバニュー、SNOWPEAKのように海外に打って出るべきなのでは?

スキンメッシュの需要は多湿地域限定になる製品かもしれませんが、
ポリゴンネストは世界中のスリーピングバッグ使用者に訴求力あると思うんですけど。

結露・水濡れ不安大幅軽減の上に手入れ楽な化繊でダウンとほぼ互角のスペック有してるとか
これぞ世界中で多くの人が待ち望んでたスリーピングバッグじゃないですか。
本当にファインポリゴンに自信有るならFTはEN13537に対応して世界展開するべきでしょう。

ダウン高騰により海外でも高品質ダウンスリーピングバッグ冬用は6万7万でも珍しくない状況ですから、
今はもう価格的に対抗出来ないなんてのは海外進出躊躇する理由にはならない時代になってますし。

海外のネット閲覧しててモンベル製品やエバニュー・SPのチタン製品が受け入れられてるのを見るのは
日本人として嬉しく誇らしいです。ファイントラックも後に続くべきだと私は強く思います。

ポリゴンネストのスペックをハイパーラミナと比較すれば一目瞭然なんですが、
海外で大変話題になったハイパーラミナのスペックをポリゴンネストは余裕で凌駕してるにも関わらず
海外ではポリゴンネスト完全に無視されてるんですよね。
「FINETRACK POLYGON NEST」で海外で話題にされてるの私には1件すら見つけられませんでした。

ボーダーレス時代且つ円安状況でも海外には打って出ない意味をあれこれ邪推してしまいます。
炎上怖いんで突っ込んだ邪推は文字化しませんけれども!!

でもWEBで謳ってるようにそれ程スゴイものなら海外の展示会に出展するべきですし、
EN13537に対応して客観的数値でもその凄さを示すべきでしょう。

FTファンの方には気分害するであろう戯言ほざいてすみません。

この温度域水準レベルでこの重量・収納サイズなら本気で世界に打って出るべき製品だと思うので、
疑問に思う点をつらつらと書きなぐってみました。ご理解頂けましたら幸甚でございます。

そしてモンベルのダウンスリーピングバッグがEN13537に対応した時には、
それ以前の記載温度域より5℃位普通に上がっていた事実は心に留めておきたいですね。
(快適使用温度としてリミットのみ記載する印象操作紛いのナンガは更にお話にならないですが)
→追記:冬用モデルをエクストリーム水準の温度域記載で販売してたFTはもっと極悪でした苦笑。


ポリゴンネスト4×3(最低使用温度: 7度/430g/13x26cm)
ポリゴンネスト6×4(最低使用温度: 0度/610g/15.5x29cm)
ポリゴンネスト9×6(最低使用温度: -7度/780g/18x32cm)
ポリゴンネスト12×8(最低使用温度: -14度/960g/20x35cm)




ショートモデル



ポリゴンネスト@楽天↓↓

http://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%88/?grp=product&myButton=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&myButton.x=37&myButton.y=5



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2013から登山開始。インターネット時代に新たに加わった趣味らしくネットを利用してお得にアウトドア趣味を満喫する事を楽しんでいます。元々はアルバム代わりとしてのブログ開始でしたが現在はアウトドアギアお得情報発信ブログと化しております。

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