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2016.10.11-12 八ヶ岳オーレン小屋テント泊で天狗岳・硫黄岳

まだ体は登山モードで超早寝早起きのため早朝の内に大作まとめあげておいてのエントリ。

お盆以降で最強っぽい週末好天予想出てますから
代休・有給取って今日から高山向かわれてる方も多いんではないでしょうか?

私達は仕事都合で週末ムリな為、火水に今シーズン最後予定のテント泊で八ヶ岳に。
9末に涸沢カールも2年ぶりに行っておきたかったんですが紅葉ハズレ年の為今年も断念。


今回の山行プランは桜平駐車場からオーレン小屋でテント設営してから初日は天狗岳へ、
より好天予想の2日目に硫黄岳~横岳ピストンしてテン場戻り撤収して下山というプランで、
2日共軽装備で八ヶ岳稜線歩き出来るのが大変魅力的。

八ヶ岳は初めてのテント泊で観音平からの編笠山青年小屋に行って以来3年ぶり。
テント泊デビューとしては八ヶ岳の登山口-小屋間近い所や木曽駒ヶ岳が人気かと思いますが、
テン場まであまりにイージーすぎて北アルプステント泊に向けての練習にはならないんで
登山口駐車場から4時間前後かかる青年小屋を選んだのでありました。
怠け者で山行頻度低いのもあって4年目になっても全然進歩してないのが泣けてくる・・・。


2時過ぎに自宅出発、お馴染下道オンリーでR19~権兵衛トンネル経由し伊那から茅野に入り桜平駐車場へ。
唐沢鉱泉・桜平分岐からの林道は噂通りのダート道ですが普通車でも通行可能な程度に整備されていて感謝。
凸凹道に気分悪くなりながらも何とかノロノロ運転で無事桜平駐車場に6時半頃到着。

混雑時期にはエラい事になっちゃう桜平駐車場の為、現在手前2箇所で新たに駐車場整備中でしたが、
分岐側最寄りの方は登山口まで結構な距離になると思うのであそこに停めざるをえない時には心折れそう・・・。

いつもは出発前に朝食済ませますが、今回Pからオーレン小屋まで僅か1.5h弱の道のりですから、
オーレン小屋テン場で朝食兼昼食にするため準備をさっさと済ませて7時前には出発。


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雲多めでも青空も垣間見えてればOK。空模様に表情無くなるのっぺりとした高曇りだけはご勘弁。

-THE八ヶ岳-

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ご覧のように高曇りだと本当に写真が冴えない。腕がないのもありますけれども。

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北アルプスに比べれば何かとコンパクトな八ヶ岳は体力プアーな私の身の丈にあっており、
CT通り1h20mでオーレン小屋到着。この距離感、う、嬉しい・・・。

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手前はNEMOエスプリですね。木の奥のエスプリの隣はモンベルULドームシェルターかな?

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珍しく私の兄弟テントが。主すでに出発の模様だったんで無断撮影お許しください。
BIG AGNES SCOUT PLUS UL2ですね。縦長!!

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今回私は1年ぶりにグラナイトギアのニンバストレース使用。
今年の2度のテント泊ではいずれもフレーム抜いて1kg強のBOREAS SAPA TREK使用してましたから、
ニンバストレースは軽量タイプの大型バックパックといえどもフレーム入り&肉厚ハーネスで楽ちん楽ちん。
トップリッドは外してるのでバックパック重量は約1.6kg弱程度かな。

GGのオプション品ベルトポケットは容量いまいちっぽかったんで、
EQUINOXのGila Ultralite Horizontal Pack Pocket/Largeを装着。たっぷり収納可能なんでサコッシュは未使用。

そしてニンバストレースもパックポケットも超円高時代の戦利品であります。
彼女のOsprey AURA50はもう2代前のモデルとなりますが数年前の国内セール品で1万ぽっきりだったかな?
どちらも配色的に大変お気に入りな大型バックパックなんであります。オーラの方は私は使いませんけれども。

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テン場代は1人1000円。先日の唐松頂上山荘テン場とは違い水無料だしトイレ近いしで天国のようです。
ただ、受付してきた彼女によると沢水が鹿の影響に寄るO-157の懸念だかなんだかって事で
テン泊者用屋外水道は今日止まるかもって言われたようですが、滞在中は始終問題なく使用できて一安心。
すのこ上でペグは使えないので石のみで設営。

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樹林帯の中でほぼ無風だし虫ほとんどいないしでご機嫌で設営終え時間はまだ9時前。
緑茶と711で購入したおにぎりで優雅に朝食兼昼食を。

優雅っつーならバゲットとフレッシュ食材持ち込み洒落たサンド系くらいはキメときたいところですが、
ズボラな我々にはそのひと手間が中々ハードル高い・・・そのひと手間かけられる人達を尊敬します。

そしてそのひと手間はかけられないくせに、おニューの道具類だけは今回重量気にせず色々携行。

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まずは分離式ストーブの日本未発売Optimus VEGA。
低温化でも使える液出し使用が可能で、液出しでガス缶倒立させる為のギミックが魅力的。
つーかまずこのデザインが素敵すぎですしそれが購入理由であります。純正アルミ風防付き。

SOTOウインドマスター使用してて低温にも風にも強いし他いらねーだろって位優秀なんですが、
ついつい欲しくなっちゃうダメな中年男の子なのであります。

ウインドマスターは背が高すぎるとか、大鍋調理時にはゴトクが脆弱とか無理矢理理由付けして。
大鍋調理なんかした事ないのに・・・。

ベガのような分離式はゴトク位置が低い事によるポットの安定性と火口とガス缶の距離が魅力ですが、
ホースの挙動に本体影響受けるんでポット載せてない状態での着火には要注意。
あとベガは比較的軽量で本体178gですがケースと風防込みでは実測234gになり収納も嵩張ります。

絶対ウインドマスターの方が使い勝手良いのにそれでも魅力的なベガ。ダメな中年男の子なのであります。

そしてこれアマゾンで並行輸入品が一段安になってますね。実質価格で現在11440円近辺ですか。
ちょっと円安に触れてて今なら海外通販安値でも送料入れて9000円近くなると思うんでこの価格帯なら
不良品で交換の必要があった場合何かと面倒な海外通販よりもアマゾン購入の方が最善かな。
イナーシャオゾンといいベガといい明らかに薄利で流してるであろう業者の並行品は魅力的です。




そして今回はバーナーパッドとして携行したVERNE Trekking Pad。
無くても良い登山用テーブルとしてデザイン性優先してSOLA TITANIUMGEARのSuper Table(170g)、
経済性・軽量性優先してTrek's ULトレックテーブルの最廉価なアルミモデル(88g)も考えてましたが、
これらは二人使用ではあまりにサイズ小さすぎて使い勝手悪いだろうということで却下、
デザイン性グンバツなVERNE トレッキングパッドは本体247gと軽量ながら、他のギア類傷つけない
安心感あるハードケースが重く総重量で356gになる上に日本販売店のWILD-1は名古屋には店舗無く
通販だと送料込みで7000円超えになるため判断保留し、定番のSPオゼンライト(270g)に傾いてましたが、
トレッキングパッドが欧米サイト経由でご当地韓国から買える事が分かりその金額がオゼンライトよりも
送料込みでも安かったので二人使用での筆頭候補だったトレッキングパッド購入に至りました。
そしてデザインとこの構造素晴らしすぎて唸ります。これにして良かった。
アマゾンレビューで指摘されてる点も要領掴めば小細工する必要なくイージーに組み立て出来ます。

現在Wild-1では黒のみの販売。当初の展開カラーはグレーで私もグレー購入してます。
本体実測で247g、ハードケース込みで356g、ケース片面のみ使用しゴム留めで304g。
片面のみでも角部分は覆えてますから、登山使用で軽量化重視されてる方にも魅力的な重量かと。
ケース未使用なら超軽ですが、さすがに角部分で装備にダメージ与えそうですからね。




道具類には興味ない方すみません、もう少しだけお付き合いを・・・。

そして今夏からメインボトルで使用してるHYDRAPAKスタッシュボトル750mlもついでにご紹介。
4色展開でこの2色チョイスしたのはこれらが購入タイミングで最も激安だったからってだけでですが。

メインボトルとしての使用ならソフトボトルのコンパクト性なんて不要ですし、
ソフトボトルはふにゃふにゃしてて扱いにくいんですが750mlサイズが絶妙+デザイン最高なため導入。
ナルジン0.5L使用してて夏にはもうちょっと容量欲しい時が多いし、かといって1Lだとデカすぎるんでね。

P1130921.jpg

これ日本定価がお高すぎてビックリしますがご当地ではがんがんセール価格で売られてます。

以前PRIMUS ETAの風防などでもご紹介した事の有るALLOUTDOOR扱いのが
UK発送送料込み2000円ちょいでありますね。日本アマゾン介してこんな買い物も出来る時代です。
リスクはそれなりにはありますがトラブル時も日本アマゾン介してれば随分低減されるかと。

米メーカー品をイギリスから海外通販して日本定価の4割引き水準とかホントめちゃくちゃな話。
この水色は特に夏場使用においては清涼感ある色合いで良いですよね。

ボトルケースはナルジンHDボトルケース1Lサイズが程よく余裕あり出し入れ容易且つ適正価格でナイス。
ジャストフィットすぎるボトルケースだとソフトボトルは出し入れしにくいの必至かと思われるので。





脱線お許しを。それでは本題続けます。


P1130929.jpg

コンビニおにぎりなんかで済ませるんじゃなく小屋で食せるような度量を持ちあわせたいものです・・・。

そしてオーレン小屋到着から2時間以上、優雅に受付&設営&食事を済ませて、
彼女は携行のサブザックBOREAS TOPAZ18にレインウェアとダウン他防寒具と行動食+水を、
私はニンバスに+エマージェンシー装備&予備水1.5Lも追加して東天狗岳・西天狗岳に向けて出発。

まずは稜線上に早く出たいので夏沢峠へ。
先行する先輩登山者を見習い体を無駄に振らない&フラットフッティングの出来るだけ体力温存させる歩き方で。
でもトレッキングポール使用してるとどーしても腕は当然、上半身も無駄に振れてしまいます。
そろそろトレッキングポールにあまりに頼りすぎない歩き方も練習していかなければ。

P1130931.jpg

で、ゆっくり歩いて25分で夏沢峠到着。何て最高なんだ!八ヶ岳!!

爆裂火口は明日のお楽しみって事で反対側の根石岳・天狗岳方面へ。

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暫くはしらびそ?樹林帯を歩き箕冠山を超えハイマツ帯を過ぎるとそれまでの長閑な山歩きから状況一変。
この先から突然強風に見舞われます。帰宅後小屋の記録で確認しましたが風速10-15m程度だった模様。

それまではベースレイヤーのみで十分でしたが途端に風に体温持ってかれる状況になり、
上記画像T字分岐左手の根石山荘を盾にさせてもらって二人共ウィンドシェル着用+私もグローブ装着。

P1130940.jpg

箕冠山と根石岳の鞍部に位置する根石山荘に猛烈に感謝ですよ。
このペッラペラのウィンドシェル着用で体感一変。今までで最もウィンドブレーカーの有能さを感じた瞬間でした。
体制立て直しすぐに行動開始。

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根石岳超えて、

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その先には東天狗岳、

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その隣の西天狗岳までで折り返すのが本日の予定。

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東天狗岳山頂手前の整備ポイント過ぎは先行する男性でお分かりのように手足使って軽く登ります。
今回このタイミングでの山行にも関わらず数少ない秋を感じさせる山肌。

続いて西天狗岳へ。

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西天狗岳山頂直下はマーキングを頼りに少し手足使って。

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で、西天狗岳山頂超えて西尾根側に少し進んでみると、

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茅野市・諏訪市・諏訪湖越しの御嶽~乗鞍~北アルプスの眺望がどーん。
この画像では御嶽と乗鞍は雲の中。

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北アルプスも画像以上にしっかりと確認。カメラの腕がなくて申し訳ない。

雲は多いけど下界越しの大眺望に十分満足。行動食でひと休憩してからオーレン小屋に戻ります。

西&東天狗の鞍部からだったかな?だとすると先に見えてるのは浅間山、その奥が谷川岳方面?

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東天狗超えて大迫力爆裂火口と硫黄岳、その横に赤岳&隣は阿弥陀岳。縦走路の先が根石岳。

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午後になり爆裂火口に日差しが入りよーやくいい感じに。
夏沢峠からの硫黄岳山頂は爆裂火口の際を登ってくんですね。

P1130997.jpg

箕冠山からは夏沢峠経由せず直接オーレン小屋に戻ります。

ここから夕食まで写真撮ってないんで時間不明瞭なんですが、
この時点で13:50位、オーレン小屋到着は15時前なんで多分4時間半ちょい位かけて満喫してました。
1泊でものんびり満喫出来て私の身の丈に合ってるな八ヶ岳。このルートのCT自体は3h35mになります。

テン場に戻り体をデカさっぱりシートで拭いて滞在着に着替えてリフレッシュ。
っつってもこの時期ですから一日歩いてても大汗かくような事もなく水分補給も僅かで予備水携行不要でしたね。

森林限界超えると強風で超寒かったのに樹林帯のオーレン小屋は無風で快適。虫もいないし最高。

で、暗くなるのも早いですから16時半頃には夕食に。
よくこんな貧相な食事内容をネット空間で公開するなと我ながら思いますがこれが現実ですから・・・。

P1140002.jpg

今回も手抜き全開、更にパワーアップした最強お湯だけでOKカレーメシと自然解凍食品。
おかずはお高め缶詰類を2品ほど携行するつもりも入れ忘れてて本当に貧相すぎるわ。
冷えてなかったドリンク類は短時間の沢水冷蔵でキンキンになっとります。

で、こんな貧相な夕食でも我々は十分満足しております・・・立派なの道具類だけだよな・・・。

それにしても最初のカップカレーライスから更に進化したカレーメシといい、自然解凍食品といい
山食革命ですな。これまでの定番フリーズドライ食品やソーセージ類と比較して大幅なコストダウン。
自然解凍食品なんてスーパー特売日に買えば150円くらいですから。ありがたい進歩です。


17時半には既に暗く、数少ない他テン泊者の方も行動早く18時過ぎにはテント内に篭もる感じ。
結構冷え込んでるんですが無風なんでそれ程寒さ感じないのが嬉しいです。


今回の寝床はこんな感じ。0℃前後想定しての装備になっとります。
携行のコフラン温度計がどの程度正確なのか怪しいもんですがこの日の温度は
夜の屋外で0℃近辺、テント内で5℃近辺を示しておりました。

イスカエアの中でも夏用で比較的小ぶりな作りなのかもしれない280Xの中にオゾン入れると
ちょいと窮屈な感あるんでオゾンはシュラフ内には入れずに使用。サイドスリープもしやすくなります。

P1140006.jpg

おーっと、エアーマット界のメルセデスベンツが!!(ロールスロイスは勿論Xサーモ)**注:日本定価基準で

昨年同時期の氷点下双六岳テント泊にて彼女はZ-LITEでは冷えを感じて中々寝付けないっつー
辛い思いをさせたので、当然この時期にオゾン使うわけにもいかずでネオエアーXライトWomensを追加装備。
Z-LITEとEXPマットの2枚使いでいいじゃんって話なんですが外付け2枚は見栄えの観点からもね・・・。

つーかめちゃくちゃ安く買えたんで買ったんですけどね。並行輸入品になるんで当然国内補償無いですけど。
海外でのちょっとしたセール価格でも日本国内定価の60%オフ水準とかこれも完全に何かがおかしいでしょう。

パンクリスク対策&就寝時以外での使用マットとしてエバニューEXPマットUL99(80g)に、
+私はイナーシャオゾンで合計450g、彼女はネオエアーXライトWomensモデル(168cm/R値3.9)で合計430g。
2枚使いですからいずれも応急処置の必要ないのでリペアキット携行せず。どーせ現場でリペアとか難しいし。

スリーピングバッグはイスカ エア280Xのレギュラーとショート、彼女は+エスケープビヴィ。
全身インサレーションウェアで覆うんでこの時期は汚れ防止用のシーツは使いません。

ダウンシュラフの保温性能を最大限に引き出すためには出来るだけ薄着な方が最善なんですが、
テント泊においてはインサレーションウェア着用したまま寝たほうが何かと都合がよいので
上下着用してスリーピングバッグは1クラス下のをこの時期でも使用しています。

私はジオラインLWにHAGLOFSのバリアープロⅡフーディのみでボトムはBOMAダウンパンツのみ、
ソックスはスーパーワゴン品の激起毛モコモコソックスで就寝。
激安BOMAダウンパンツはヌクヌクにはなりませんけど寒さも感じずで普通に使えてます。
彼女は行動着のPHENIXキャミソールにR1P.O.+モンベルライトアルパインダウンパーカ、
ボトムはユニクロの指先まであるヒートテックタイツにPHENIXダウンパンツでソックスはシンサレート物。

これで私は若干寒さ感じながらもがっつり睡眠。マットをオゾンに変えてからホント寝られるようになりました。
テント泊での睡眠に慣れてきたのもあるんでしょうけどね。

一方彼女はソックスもダウンパンツも脱ぎ最終的にはダウンパーカも脱いで寝てた模様。
エスケープビヴィとネオエアーの力まざまざと見せつけられましたよ。

テント泊を始める前は当然、始めてからでもシュラフの選択って大きな悩みどころなんですが、
こーやって自身で経験値高めていくしかないんですよね。

まぁ重量や収納性は考えずにオーバースペックのシュラフ用意するのが一番なんですけど、
そこは重量・収納性を強く意識して出来るだけ最適で無駄のない装備でまとめていきたいタイプなので。


で、激狭空間で二人で寝てる以上ちょっとした事で起きてしまう事はあるものの
二人共しっかり寝られて無事夜を乗り切り翌朝4時前起床。

P1140007.jpg

テントにも霜張ってましたが結露は大したこと無くシュラフも全く濡れてませんでした。
彼女のビヴィの内側には少し水溜まってましたがシュラフに影響与える程ではなし。

そして毎度おなじみ彼女が起きられない笑。
まぁこれは低血圧気味の女性ならしょーがないんですよね。体が動かないんですから。

でも今回はテン場がほぼ無風で体感ではそれ程寒さ感じさせない状況だったんですけどね。

結局5時行動開始予定も遅れに遅れ前日購入のパン類とホットコーヒーで朝食済ませて
テントはそのままに6:10硫黄岳~横岳に向けて行動開始。

P1140008.jpg

雲は多めながらこの先良くっていきそうな感じムンムンの空模様。

今日も夏沢峠から稜線に。
そして6時半過ぎに峠到着するとこの光景。

P1140011.jpg

雲海にスポットライトのように日差しが当たりそりゃもうビューティフル。麓も一部垣間見えてて尚良し。
周りには誰も居らず。平日派ならではのご褒美ですね。人少なすぎて寂しい時も多々あるけど。

P1140015.jpg

で、期待を胸に夏沢峠から樹林帯抜けて森林限界超えて硫黄岳に向かいます。


んがっ、森林限界超えてからが悲劇の始まりでした・・・。

硫黄岳迄の道のりがもうとにかく風が強くて、当然ウィンドシェルは既に着用していたものの
彼女用のグローブで用意していたのが昼間用のメッシュグローブと保温用のBDミッドウェイトのみで、
今回雨&風除け用のAXESQUINライトシェルグローブを装備から削ってしまっていたため大失敗。
彼女は指先がどんどん冷えていき完全に気分がダウナー状態になってしまいました。

何とか硫黄岳山頂までは登ってくれたもののここで非常に強い意志表示で下山の態度表明。

硫黄岳山頂は道中より若干風速穏やかになってましたし、すぐ先には硫黄岳山荘もありますし、
取り敢えず山荘までいって温かいもので体温めるよう提案しますが断固拒否笑。降りるの一点張り。

山荘で休んでればいいから、横岳までは1人で行ってくるからと懇願するも断固拒否笑。降りるの一点張り。

まぁこれは私の準備不足のせいなんで普段は我儘な俺様にしては珍しくこちらも折れました。
せっかく持ってるHAGLOFSのハードシェルを今回持ってくるべきだったし、
グローブにしてもミドルグローブのアウターとしてウインドストッパー系も装備しておくべきだったので。


それにしてもこの状況で下山しなきゃいけない残念さ加減といったらもうね。


硫黄岳山頂手前からの茅野市周辺~蓼科方面越しの乗鞍~北アルプス。

P1140019.jpg

横岳まで行ってれば帰りに撮り直すチャンスもあったことでしょう。
露出オーバーで盛大に白っちゃけたズーム画像。OMG・・・何でアンダーにしてないのかね俺・・・。
奥穂-槍稜線手前のシルエット稜線でひときわコンモリしてるのは常念岳ですよね。

P1140018.jpg

横岳まで行ってれば帰りに逆光ではない写真撮れてたでしょう。

P1140023.jpg

横岳まで行ってれば帰りにもっとアンダーザブルースカイで写真撮れてたでしょう。

P1140026.jpg


そして又風が弱くて温かい時期に再訪しなきゃっつー思いを胸に下山開始。

来た道戻るのはまっぴらゴメンだ!との事で赤岩の頭方面からオーレン小屋に戻ります。

P1140030.jpg

こちらのルートは山頂直下部分が岩場になります。


それではこちらのルートからの八ヶ岳大パノラマを御覧ください。

硫黄岳山荘~横岳~赤岳の魅惑の稜線。
横岳まで行ってれば帰りに逆光じゃないショットを収める事が出来たでしょう。しつこすぎますね。

P1140032.jpg

行者小屋とそこから赤岳山頂の手前左右に伸びる登山道が確認出来ますね。
右手のが文三郎道だと思いますがエゲつない急登ですなー。

P1140036.jpg

横岳~赤岳魅惑の稜線。

P1140037.jpg

そして逆側には昨日歩いた天狗が右手に、左手にはオーレン小屋。コンパクトでいいわぁ~八ヶ岳。

P1140039.jpg

赤岩の頭を左手で赤岳鉱泉、右手でオーレン小屋、直進で峰の松目へ。
奥に見えるのは南アルプスですよね?何が何だか分かりませんが・・・。

P1140040.jpg

そしてこれから天候グイグイ良くなっていきそうなムード全開の中、北アルプスを目前に従え下山していきます。
樹林帯に入ると途端に風は止み、木漏れ日も暖かく彼女はご機嫌で下山の模様。

P1140049.jpg

そして絶好の登山日和の中9時前にオーレン小屋に帰還。9時前。9時前。
まだ出発前のテン泊者の方も居て(それはそれでノンビリしすぎでは?)何だかお恥ずかしい・・・。

そして絶好の登山日和の中撤収開始。10時過ぎに再び下山開始。
オーレン小屋から桜平駐車場までの下山CTはたったの50分なのにこの時間から下山開始。
そして絶好の登山日和の中11時前に下山完了。お疲れ様でした!!


まさかこんな時間に下山するとか完全に想定外だったんで、たてしな自由農園に寄ることに。
一旦ビーナスラインに向かう事になるので温泉は登山口最寄りの縄文の湯ではなく、
道中最寄りにあるかっぱの湯で済ませました。400円とお得でしたが加温加水循環でした・・・。

P1140066.jpg

ビーナスラインへと向かう道中では最高な眺望が。
他でも車停めて撮影したい眺望が次から次へと現れて何故か私はどんどん不機嫌に。苦笑。
まぁこんな日に何でこんな時間に下山しちゃってるの?あんたバカァ?って話ですから。

P1140065.jpg

で、自由農園でおみやげなどを購入しそろそろ何か食べたいもののお店とか全然分からずで
どこ寄ればいいのか決められないままどんどん帰路道中の田舎方面へと車は進んでいってしまいます。

普段の旅行でなら寄るべきポイントをみっちりリサーチして出かけるんですが、
登山でだと中々寄り道することもないって事で全然リサーチ出来てないんですよね。

助手席の彼女もお腹空いてるんですから自発的にリサーチしてくれないものかと
ここは敢えて黙って見守っておりましたがそんな素振りは一切見せずで結局腹ペコのままR19に突入・・・。

もうワシも我慢の限界って事で木曽駒ヶ岳登山でも車中泊・休憩で利用した道の駅で
その時同様木曽牛たこ焼きでも食べようと思うも夏休みシーズン以外はその売り場は土日祝のみ営業!!
しかたなく五平餅2本セットのみ購入して小腹だけ満たして、こーなりゃあそこに行くしかねぇって事で
二人共大好き中津川のパン屋ピエニュへと急ぎます。

今回ここ寄れたのは硫黄岳で断固下山宣言してくれた彼女のおかげですね。う~ん。

そして17時前にはピエニュ到着もこの日はお目当てのオランジュ系は完売・・・。
食指動いたの少しだけ購入して家路へと急ぐのであった。

P1140067.jpg



今後は近場の低山紅葉狙いと私は降雪すれば又初心者向け冬山で軽く雪山と戯れる感じでしょうか?
そして来年こそは花咲き乱れる7月の高山帯に行かなくては。7月に全然行けてないんですよね我々。


皆さんもこの時期に寒いの苦手な奥さんや彼女、狙ってるあの娘を連れて行かれる時には
くれぐれも防寒対策抜かりなき用。私のような失敗しないためにも。




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  1. 2016/10/14(金) 18:55:06|
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2013から登山開始。インターネット時代に新たに加わった趣味らしくネットを利用してお得にアウトドア趣味を満喫する事を楽しんでいます。元々はアルバム代わりとしてのブログ開始でしたが現在はアウトドアギア激安情報発信ブログと化しております。

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