テント泊山行後の洗濯・洗浄・後片付けを3日かけて何とか終えました。
これが本当に辛い、辛すぎる・・・私はテントやバックパックも毎度洗浄するから特に。

私の方がバックパック小ぶりだけど重量は当然重くなってますよ!!
来年には彼女のもそろそろ買い替えないとね・・・自分ばっか装備更新してて酷い奴・・・。
*こいつ鈍亀のくせにHMGかよ、フッっと鼻で笑われてしまうので毎回アナウンスしとかないと。
これは海外での千載一遇の格安チャンスに出会ってしまったがゆえの購入なんですよー。
それでは皆さん苦笑いの貧脚による残念な山行レポートスタート。小分け面倒で毎度一気に。
今回は猿倉-大雪渓-白馬三山-白馬鑓温泉-猿倉で2泊3日の基本プラン。
1日当たりの行動時間はコースタイムで4-6時間未満と比較的安心なコース。
今年ろくに山に行ってない我々にCT7時間超えてくるようなところはちょっとキツいんで。
今夏一番の冷え込みが予想されてて装備に少し悩みましたが、
実験精神旺盛な私は完全夏山用セットで挑みました。彼女は秋山寄りに少し組み換え。
前週、他はどこもイマイチな予想な中、Mountain Forecastだけが快晴予想的中で、
MF信じて翌週この日程で行ってまいりました。因みにGPVは雲多め~小雨予想。
今回は土曜出発で終日ETC割引適用なんで春日井ICから一気に安曇野まで。3330円。
猿倉駐車場の状況も気になるところだったんで少しでも早めに到着しておきたいってのもあり。
もし満車だった場合には八方に停めてバスかタクシーで八方-猿倉間は移動予定でした。

結果土曜23時頃の猿倉着で8割方埋まってる程度で一安心。移動コスト随分変わるからね!
移動費がっつり削れた喜び噛み締めつつアクアで強引な車中泊かまして朝食摂り6時前に出発。
そして出発時の時点でも駐車場はまだ余裕ある状態でした・・・高速使用不要だったかな・・・。

金曜出発で行けてればよかったのにーってな事にならないといいな・・・。
行動着は私はモンベルメリノLWにORの速乾Tee、ボトムは4DM Field TightsにFoxfireショーツ。
随分前にブログでも紹介した激安購入4DM Field Tightsをよーやく卸しましたがこれいいですねぇ。
CW-Xスタビライクスよりサポート力落ちますがフロントジッパーが最適位置で用足し下ろさず可能!
彼女はPhenixトランスファーキャミソールにPatagoniaメリノMWジップネック、
ボトムは同じく4DM Field TightsにTNFのVerb Light Deer PT。2泊の為二人共メリノBLにしました。
メリノBL着用時は防臭性能活かすため基本ドライレイヤー未使用。彼女はブラ兼用の為に使用。
行動着については私のスーパーメリノ&Tシャツ(海外通販)以外は全てアマゾン激安値拾い品だ。
*買われた方居られて気づきましたがオレンジステッチの4DM同品がSWサイズのみ激安に。
トレッキング用途で開発されてるフィールドタイツには夏用のメッシュモデルも存在します。
4DM MENS FIELD TIGHTS SWサイズのみ65%オフ4859円*9/12現在価格
SWサイズ:身長162~~168cm、ウエスト78~~86cm、ヒップ94~~98cm、股下73cm
快晴の中、白馬尻小屋到着しトイレと水補給。
ここからCTで3h程度の避難小屋過ぎまで水場はないんでここでの水補給は必須。
現地案内板では山頂迄で1.5L~2L程度の携行を推奨してました。
*避難小屋過ぎの湧き水は疲れてたし水も余裕あったんで結局未確認で通過。
我々も各自Hydrapakスタッシュ750に満タンと私装備のおニューの日本未発売、
同じくHydrapakのSeeker2Lウォーターバッグに満タンで二人分計3.5L携行。
雪渓上は夏山でも比較的涼しくそれ程水分摂取しないでしょうからこれで十分かな?


大雪渓から上は秋道になってるんで多分クランポン無くても大丈夫なんですが、
彼女は今回が本格的な雪上歩行デビューとなるんで練習目的でも携行し使用。
Snowlineチェーンアイゼンライトはケース込みでM250g、L270gと軽いですし。
他の方たちも4本-6本、チェーンの軽クランポン使用されてる方が圧倒的でした。
雪渓登り始めは適度に締まってたんでチェーンクランポン携行して正解でしたね。
無くても余裕で登れますが、無駄に踏ん張って疲れることになってたでしょうから。

途中一部秋道通過になるんですが取り付き箇所がザレザレで我々含め皆さん苦戦。

秋道から大雪渓を望む。恐ろしいところ歩いてますね笑。
大雪渓前半は無風でそれ程涼しさ感じずとも、それでも夏の雪渓歩行はイイですなぁ。

大雪渓後半はガスもかかりだし風も出てきて涼しくて最高。上部の雲が気がかりだけど。
一部にかかる日差しが作る明暗と雪渓を這うガスで幻想的。ウットリな瞬間でした。

外国人さん流石の耐寒能力。

登山者はボチボチ程度、この辺りで下山者の方が増えてきました。

仕事終わりすぐでの出発だったのも災いしてんでしょう、今回彼女が調子出ず。
私は車中泊で少し寝れた上に今回行動食も意識的にマメに摂取で普段より快調。
いつも面倒で行動食ろくに摂らずでシャリバテ状態繰り返してたんでさすがにねぇ。
この後ガスまみれの中で大雪渓を終え、その状況下での大休止は中々の寒さでした。

大雪渓後の秋道が急登で調子の悪い彼女には特に堪えてる模様。
調子良いっつっても今年ろくに登ってない私も勿論大雪渓後急登にヘロヘロになっております。

完全なる高曇りにもめげず、もうひと頑張りして最後は彼女置き去りにして先に頂上宿舎到着。
ホント酷い男だわ。CT5時間半のところ1h押しで休憩込み約6時間半弱かかりました。
テント泊装備とはいえ極度に軽量化してるんで小屋泊基準のCTで歩けなきゃダメなんですがねぇ。
ULバックパックといえどもアルミステイが入ったHyperlite Mountain Gear Southwest 2400だと
(宇多田ヒカルさんが南アルプス天然水CM登山シリーズ1本目で背負ってたのとお揃いです笑)
今回の私の最大重量11~12kg程度でなら全く違和感なく使用する事が出来ました。
因みに重量可変する水と食料除いたベースウェイトで私は8.4kg、彼女は6kg強程度。
それにプラス水・食料で最大3kg程度迄可変する感じになっております。
予備水は私、メイン食料(毎回大体1kg程度)は彼女が分担、行動食はそれぞれ数百グラム程度。
型遅れのミラーレスカメラセット(三脚・替えレンズ・PeakDesignカメラクリップ含む)で1.2kgなんで、
ここ見直せば夏山BW7kg切りも視野に入るんだよなぁ。今回チェーンアイゼン込みでこの重量だし。
そしてHMGの背面にはメッシュパネルやベンチレーションなんてありませんからこれ使用。
実に非UL的ですが笑、おかげで背面ムレも大して感じることなく使用できました。
SouthWest2400/Lのショルダー~腰元メッシュ部分までの長さに合うMサイズ購入。
MINERVA エアーメッシュパネル
彼女待ってる間に頂上宿舎で受付済ませ(一人1000円/トイレ・水使用可)、ガッスガスな中テント設営。



おーっとテントが変わってる!!日本語でのレポ全く見かけないやつに!!
はい、軽さ優先のフライクリークに続いて快適性優先でこちらも購入いたしました。
今後キャンプもたまにはしてみようかと考えててさすがにフライクリークだとキツいんでね。
MSRアクセス2も欲しかったですが10万近いテントなんて分不相応にも程があるんでこちらに。
ブログ見てくれてる方だけへのエクスクルーシブな情報に当分しておきたいんで、
テント名は敢えて記載しませんが、インナー一体型吊り下げ式のそそりすぎる奴でございます。
長辺2ドアにリッジポールで天井広々、短辺130cmでも二人使用快適です。
今まで天井部分が狭いフライクリーク使ってただけに尚更。設営もめっちゃ楽。
軽量化の為付属の純正フットプリント(268g)ではなくタイベックシート(119g)使ってますが、
純正のFPなら本体に接続出来るんで更に設営が容易に。広げてポールにフックかけるだけ。
別途用意のFP含めた本体重量は1.75kg、チタンピンペグ8本・テント内シート・拭き用タオル込で1.9kg。
国内メーカー定番山岳二人用をFP込みで使用されてる方達と総重量では大差ないレベルに収めてます。
ペグは今回のテン場2箇所どちらも石で設営予定の為、咬ませる用の極軽ピンペグのみ携行。
今回テント内の写真全然撮ってないんでお伝えできる視覚情報に限りあるのが無念。
2を購入後にインナーテントに新素材導入の新型が発表されたじろぎましたが、
新作は1.5でのリリースだったんで胸を撫で下ろしました。快適性重視で2購入してるんで。
ポールは2プラティナムがYUNANだったのに対し再びDACに、短辺が2の130cmに対し110cm。
ただし、もし私が今二人用山岳テント「1体目」を買うならこちらを選ぶでしょう。
最小1.2kgでダブルウォールのソリッドインナー・2ドアとかスペックやばすぎでしょう。
1.5で短辺110cmなんでかなり狭いけど、リッジポール採用により頭上空間には余裕ありますし、
2ドアなんでバックパックは各々前室に置けば110cm幅でもそれなりに対応可能かと思われるので。
*画像で見るとインナーはメッシュ並に透けて見えてますが、これでも非メッシュのインナーなんです。
*ネット情報だけでは不明瞭なんですが、もしかして前室片側は小さめな作りになってるのかな?
このクラスだと多くの方はBIG SKY CHINOOK 1.5Pに惹かれると思いますし、
チヌーク1.5の両前室潰す形で最大二人まで対応可能な設計もスゲーんですが重量は1636g。
USの知る人ぞ知るメーカー最新型の訴求力はギア厨には超高いんですが、1.5でこれは重い。
そして64800円と高額。二人用に最適なCHINOOK 2Pもありますがこちらもお高く70200円・・・。
チタンピンペグ8本でこの価格帯は以前は中国発送品しかなかったですが
今はアマゾン発送品でもありますなぁ。こちらも購入されてる方居られましたね。
これをアンカー的に使います。1本5-6gなんで8本携行でも40-50gなのが嬉しい。
通常使用では当然極細ピン状なだけに激弱ですよ笑。
石での設営が可能なテン場でなら、念の為やアンカー目的としてのピンペグ携行は
軽量性追求での最善策の一つではあるかと思います。何せ8本でも40-50gですから。
MSRのカーボンコアステイクなら更に良さげですが、お値段高すぎ・・・。
ピンペグは一般的なペグが打ち込みにくいような所でもスルッと入っていけたり、
アルスト使用の方ならゴトクで使えたり、チタン風防のペグ止めに使ったりとかも。
ペグが必要なテン場では隣のチタンVペグ使用。もうこれ以外は必要ないかな?
今回の再入荷で私もよーやく予備込みの2セット目購入で12本体制になり安心。

9/3日曜の頂上宿舎テン場はこんな感じ。
予想してた通り普通に中国メーカーテントも(左端NatureHike)。最終的には20張りでした。
最奥に小型重機チラッと写ってますがテン場拡張?分解可で組み立てられる重機でしょうね。
その日の内に白馬岳と白馬山荘スカイプラザ満喫予定でしたが、
白馬岳も山荘もガスの中だし霧雨降ってくるしで断念し翌日に。テント内でダラダラ過ごします。
今回はGPVの予想が的中でした。残念無念・・・まぁこんなもんですよねぇ。

そして何とかやり過ごし17時半頃から質素で何の工夫もない夕食へ。カレーメシと自然解凍食品。
寒いんでコーラもビールも買わずに沸かした湯で粉末緑茶飲んでました。
二人でのテント内食事もストレス少なく対応でき、重めで迷ったけど今回このテント携行で大正解。
んで、夕食中から外が明るくなりだしたんで外を見るとガスが抜けてたんで、
時間は18時過ぎてましたが、私一人で稜線まで出てみることに。

間近で雲海発生中でした。実際はもっと暗いんで上がるの迷いましたが上がってよかった。

三脚持参するの忘れてブレブレですが。ほんとダメな私。
丸山まで行きたかったですが100均サンダルのまま上がってきちゃったんで断念。ダメな私。
後は明日の快晴を祈りつつ寝るだけですが、今回私はKlymitオゾンを忘れるっつー大失態。
ほんとマット2本体制(2本でも450g前後で済んでます)にしててよかったわ。危ないところでした。
しかも彼女は秋用のネオエアーXライトに変更してて単体使用でも断熱性十分なんで、
EXPマット2枚重ねできたのが非常に大きかった。この夜に1枚だけだったらかなりキツかったでしょう。
(ネオエアー使用でもEXPマットも携行するのは就寝時以外にテント内で神経使わず過ごすため)
そして私は夏用リミット4℃の変種トップキルトSea to SummitアンバーEB1(ダウン220g/415g)使用。
滞在着用ウェアは薄手メリノタイツ(+行動着ショーツ)とL/SベースレイヤーにモンベルEXライトダウンのみ。
*滞在着用BLは先日ご紹介の88g(S)と激軽のMHW AC Long-Sleeve Henlyでしたが、
こちら要注意!私のザックの口がマジックテープ使用で早速袖部分を盛大にやらかしました。
この日の最低気温は0℃!!テント内はその頃5℃程度。*データ蓄積できるんで温度計大事。
寒いながらも何とか寝られて一安心。EXPマット2枚使い出来たのが非常に大きかったと思われます。
オゾン忘れて久しぶりにレインウェアや行動着詰めたスタッフサックを枕代わりにしましたが不快笑。
*アンバーEB1はトップキルトというより掛け布団に近く首元を絞ることが出来ないんで、
私のような無茶はせず、高山でなら外気が最低でも7-8℃程度の真夏時期使用に留めるべし。
無茶するならエスケープビヴィ併用し暖気を極力逃さないように顔部分絞っての使用が必須かと。
ギッチリ絞り込んで使用すれば勿論内部は蒸れるでしょうが、そこは撥水ダウン使用なんで安心。
勿論マットの防寒対策も重要。100均折畳シート2-3個要所に追加するだけでも変わってくるかと。
一方彼女はイスカ エア280X+シーツでエスケープビヴィは携行せず。高R値マットのみで寒さ対策。
シーツは防寒目的ではなく、シュラフを極力汚さず使用するためなんでペラペラULな物使用してて、
私がヤフオクで取り扱ってる化繊ながらシルクに匹敵する130g前後のULなシュラフシーツであります。
滞在着はキャプ2タイツ(+行動着ボトム)とキャプ2ジップネックにモンベルULダウンジャケット。
これで少し寒さ感じる事はあっても十分寝られた模様。時には暑くなりすぎる事もあったようです。
追加インサレーションでユニクロのカシミア100%セーター(脅威の115g!!/S)携行も結局未使用。
ユニクロのカシミア100%セーター女性用はめちゃ軽なんで3シーズン滞在着用にかなりおすすめ。
男性用は女性用程軽くないと思いますが、同じくユニクロのメリノセーターよりはかなり軽いはず。
でもメリノセーターなら予備ベースレイヤーとしての役割も担えるんで男性ならメリノの方が最善かな。
女性の方は追加で装備しておくのも苦にならない重量だと思うんでマジでチェックしてみてください。
勿論セール品狙いで。それでもカシミア100だとそれなりの値段なんでワゴンで狙いたいところ。
因みにこれは私がミラクル190円笑でワゴンからゲット。派手なピンクボーダーも重量脅威の115g!!
左のメリノセーター2枚とも390円で。ユニクロメリノは彼女の冬の普段着ベースレイヤーとして。

高R値エアーマットは高額なんでお手軽にマットの断熱性上げるなら基本外付けになりますが、
山と道系のULマット追加が得策。サイズは半身サイズで十分で重量も80g前後と負担にならず。
既にクローズドセルタイプ外付けされてる方には2本共外付けになるならおすすめできませんけど、
ザック内に余裕ありULマットの方を筒状にしてザック内側面に沿わす形で収納出来る方ならアリかな。
残念ながら廃番?エバニューEXPマットULはついにメーカー在庫も尽きたっぽい感じですね。
MMのは再入荷するのかな?全身サイズのみなんで半分に切っての二人使用でならCP高し。
翌朝最低気温記録してる3時頃に起床。空は大丈夫っぽい感じ。
できるだけ手を掛けたくないって事で朝食は2日共菓子パン・惣菜パンを各2つずつ用意。
嵩張りますけど軽量化極めてて結構スペースの余裕あるんで携行。めちゃくちゃ潰れますけどね。
菓子パン・惣菜パンは1個で400kcal前後あるんでズボラ人間には重宝します。
当初の予定では朝日を浴びつつの5時縦走出発予定でしたが、まずは昨日行けなかった白馬岳へ。
寒いんでインナーにダウン着こみアウターは防風目的でウィンドシェルではなくレインJKT着用でGO。



満足。

テン場に戻ってきましたが既に空は高曇り気味に・・・残念無念。まぁこんなもんですよねぇ。
残りの菓子パン詰め込みながらダラダラ撤収して7時半頃縦走出発!!
本日は白馬鑓温泉までCTは5時間弱。写真撮りまくりでノンビリ満喫させていただきます。
それでは縦走中の模様を御覧ください。
高曇りは風景写真としては残念な感じになりますが歩く分には最高。しかも無風で超嬉しい。


私のウィンドシェルは先日ブログでもご紹介してたORのTantrum Hooded Jacket。
ウエストベルトにして携行出来るパーツはカットして重量125g、メカニカルストレッチ最高。
彼女はスタート時から暫くはウィンドシェルではなくレインJKT着用。
この黄色いのアレです。先日ご紹介してた格安クライムベリーライトJKTでございます・・・。
一旦はご紹介もやっぱしこれ出モノにも程があるだろ!!って事で私が購入してしまいました。
未着用のトレントフライヤーJKTを所持してましたが、こちらは無事買値前後でオク処分済で、
銭失いになることなく買い替えしております。


杓子岳巻き道使うと白馬三山縦走相当楽になると思いますが皆さんちゃんと巻かずに登ってます。

杓子岳へのキツい登りの途中から白馬岳~白馬御池辺りを一望。こちらは紅葉時期に歩きたいですね。

9時位だと思いますが麓の白馬村まで一望。この日は見晴らし利きまくってたのも救い。

八ヶ岳?と富士山。その右手は南アルプスかな?


杓子岳から白馬岳方面を振り返る。凄い所にありますねぇ白馬山荘。
こんな所に建造しちゃうとか景観の観点からは考えられない暴挙ですね笑。
多分欧米ならとっくに解体し極力現状復帰するような措置が取られてるレベル。
上の画像中央辺りの筋が頂上山荘への登山道。辛かったー。

杓子岳稜線上を歩く。

杓子岳超えて暫く歩いてから振り返る。何度も何度も振り返ってます。
杓子岳を巻いてくとどれだけ楽かよく分かるショット。

そしてひと登りしたその先の白馬鑓ヶ岳からは・・・

唐松・五竜・鹿島槍~遠くに槍ヶ岳~裏銀座方面?~剱岳まで一望。

歩いてきた稜線ともそろそろお別れ。ホントお気楽に歩けるナイス稜線でした。
白馬鑓ヶ岳と天狗山荘の分岐から白馬鑓温泉へと下ります。ここから気の抜けないルートに。

この見晴らし素晴らしい天狗山荘でテント泊したかったところですが。
2017年は小屋は休業ながらトイレ・水場使用可でテント泊は可能でしたが、
小屋物販についてしっかり確認してなかったですし翌日の事も考慮して今回は断念。

大出原からの眺望は涸沢カールや千畳敷カールにも引けをとらないランドスケープですね。
ここにたどり着けるのはほぼ登山者だけですから一般的な知名度は皆無ですけど。
大出原を過ぎて暫く歩くとこのルートの核心部分鎖場登場。


鎖場は数カ所有りますがここがもっとも危険だったかな?
パッと見は大したことないがこの岩めっちゃ滑って足場ホールド効かず・・・鎖だけが頼り。
鎖から手を離したら滑落回避不可能ですから今後こちら行かれる方はここ特にご注意を。
鎖場しっかり整備して頂いている事に激しく感謝感謝であります。
まぁ見るからに危険なところって極度に慎重になってて逆に大丈夫だったりするんですが、
ここは鎖場以外でも滑落ポイント多数で躓いただけで命取りになる所多数ですから気を抜かず。

鎖場以外も慎重に歩きよーやく小屋が見えてきて一安心。
とは言ってもこの辺りも気を抜くと雪渓まで落ちていきますから最後まで慎重に。

んで、無事白馬鑓温泉到着。
ここのテン場中々の凸凹っぷり・・・マシな所は速攻で埋まるんで早めの到着が吉。
我々の設営場所もマシな方でしたが少し傾斜あってサイドスリープじゃないと寝てられず。
それでも昨日の霧雨激寒の頂上宿舎に比べれば天国にも程がある!!暖かいっていいな。
昨日はEXライトダウンだけじゃ寒かったのにここは夜じゃなければベースレイヤー1枚で快適。



夏場のみ出現する小屋。シーズンオフ時には雪崩での崩壊回避の為毎度解体・・・凄い。
そんなところですからケチらず出来る限りお金使いたいところ。
テント泊だけど・・・食料持参だけど・・・ドリンクいっぱい買わなきゃね。
テン場代は一人1000円でトイレ・水場使用可。温泉は別料金一人500円で入り放題。
露天風呂は到着時の昼過ぎには入浴する方が続いてましたが16時頃から空きだして
私はほとんど人がいない状況で露天風呂満喫。彼女は内風呂のみ利用。
登山中の温泉、最高すぎです!!リフレッシュっぷりが尋常じゃない。至高の瞬間でしたわ。

入浴でサッパリしてから夕食へ。小屋泊の方が夕食中で閑散としてる小屋前ベンチにて。
このウォーターバッグがHydrapak Seekerの2Lサイズ。自立しないけどデザイン優先で購入。
日本で販売されないのは代理店通した価格が割高になりすぎるんで取り扱わないんでしょうな。
ドリンクボトルで使ってるStashも日本じゃ割高すぎて買う人ほとんどいなさそうだし。残念だなぁ。
食料用サックは2泊だったんでクロスタードラゴンのCTF BOX S(5L)の方を使用。
CTF EXPAND POUCH Mも同容量なんですが、BOXの方が強引に詰め込みやすかったので。
これは多くの皆さんも購入済みですが一応説明しとくと投げ売り祭りで激安購入してますよー。
キューベンファイバー製品なんてお高くて定価じゃ見て見ぬふりするしかありませんから・・・。

本日の夕食はどん兵衛リフィルとチキンラーメンぶっこみ飯に
おかずはヤマモリのバジルチキン缶詰とじゃがりこLをなんちゃってマッシュポテト化。
カレーメシもそうですがこのやり方ならコンテナも汚れずで楽ちん。気付くの遅すぎ・・・。
かき混ぜるときにジップロック破らないように注意。
アルミ缶コーヒーは保冷剤代わりにカフェオレ冷凍して携行してました。
飲んだ後もカフェオレorお茶粉末入れてテント内飲料で使用。フタ付きでこぼさないし使えます。
別にペットボトル再利用でもいいんですが広口軽量&保冷剤代わりの観点からこれが最善かな?
夕食後就寝前に彼女は内風呂でもうひとっ風呂。次来るときは水着か湯浴み持ってかなきゃね。
翌朝は猿倉への下山のみですが昼食でグリンデルに行きたいんで4時起床予定。
快適すぎて前室フライ閉じずにメッシュドアにして月夜を楽しみながらサイドスリープで就寝。
夜のテント内は15℃前後で今回の装備で余裕も余裕の快適睡眠。
とは言っても山では大して寝られないんで0時過ぎに露天もういっちょ行っとりますが。
夜中にはさすがに少し寒くなりメッシュ閉じましたが前室オープンのままで私側だけ結露が苦笑。
んで、翌朝。

今日もいい天気っぽいなーおい。


朝日浴びながらテント内で朝食。私は未明に、彼女は早朝に足湯も体験。あったまるー。
朝食用の菓子パン・惣菜パンは昨日昼に食べちゃったんで、昼用に用意してたこちらを朝食で。
んで、結局なんだかんだダラダラしちゃって6時出発予定が7時半に・・・グリンデル間に合うかな?
そしてこれ以降はカメラのISO設定が酷いことになってるの気付かず撮り続けちゃってたんで自粛。
水場がある三白沢までは気の抜けない道が続きますよ。酷い画像ですが1枚のみご参考までに。

三白沢以降猿倉まではよーやく気を抜いてダラダラ歩ける登山道に。
で、CTから30分遅れで猿倉到着。お疲れ様でしたー。それにしてもほんとダメだな我々は・・・。
猿倉到着正午前で、これから倉下の湯に行ってグリンデルに間に合うのか?
ランチラストオーダーは13時半。微妙なところですが取り敢えず温泉にGO。
倉下の湯は少し離れたところにあり且つお昼時で空いてると予想してましたが的中。
ほぼ独占状態で体キレイキレイにしてからグリンデルへGO。時間は余裕ありましたが・・・
グリンデル臨時休業してました・・・皆さんも平日に行かれるなら前もって要確認・・・。
グリンデル行く気まんまんだったんで代替候補探す気力もなく、
白馬の道の駅食堂で雑に昼食済ませて帰路へ。行きに高速使ってるし平日昼間だし下道オンリーで。
昼間に安曇野から松本抜けて塩尻出るのは渋滞必至なんで、
しゃくなげ荘方面K25や広域農道使って塩尻目指しましたが、ほぼ渋滞なしで快適運転でした。
道中VIF穂高にも寄りお土産の野菜・果物類購入。お盆にもこの辺訪れてるんですけどね・・・。
そしてロングドライブ山行でのリアルな核心部である帰路の運転で今回強力な奥の手使用。
トメルミンこれ効きました。疲労はあるけど睡魔知らずで家まで辿り着けてビックリ。
カフェイン中毒危険ですから用法守って正しくお使いを。
あとこれも効いたかな?
下山時にちょいちょい発生してた腸脛靭帯炎(膝の外側の痛み)が不安で、
膝サポーターではなく専用のMcDavid ランニング ニーパッドを今回初導入。
下山ではサポートタイツに履き替えるのも面倒でメリノタイツのままだったんですが、
それでも腸脛靭帯炎の兆候一切出ることなく下山出来たんで多分これのおかげなんでしょう。
ただMcDavidは歩いてるとずり下がってきます。他のメーカーのだとどーなんでしょうね?
日本ではMcDavid/Muellerのレビューが先行してますが、アメリカでは
Pro-Tec Athletics IT Band Compression Wrap プロテックアスレチックス アイティバンドが圧倒的。
そして3日かけて洗濯洗浄整理済ましてレポート書き上げ完了。ふぅ。
稜線歩く日時の好天最優先で狙って行きましたが、
好天続いたのはほぼ稜線上以外だったっつー残念な結果に。まぁこんなもんですよねぇ。
あと最低もう1回北ア方面行っときたいけど行けるかな・・・紅葉もアレかもしれないし・・・。
長々とご拝読ありがとうございましたー。
2泊の手抜き食材主なものはCTF BOX S/5Lに収まりました。
ビニール袋の中はジップロックに詰めたカレーメシ類。パン類はザック内空きスペース各所に。
自然解凍食品は行きの大休止用で携行の冷凍アルミボトルカフェオレ&コーラと一緒に、
グラナイトギアのエアセルブロックスMに。
- 関連記事
-
スポンサーサイト
- 2017/09/11(月) 09:15:52|
- 北アルプス
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2