テント購入してから早8ヶ月、よーやくテント泊山行敢行してまいりましたよ。
登山開始して6度目の登山で早々にテント泊デビューしておいてよーやくもクソもありませんが。
熟練者の方たちからすりゃ「山を舐めるな!」っつー話でございますね・・・。
まぁKELTY GRAND MESAの日本語レポ探してるような激レアな方たちにはお待たせいたしました!!
テン泊山行デビューとして南アルプスの仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳と迷いましたが、
こちらはテン場自体はバス停からすぐで練習にはちょいと向いてないかと思い編笠・権現で決定。
登山口の観音平駐車場からテン場のある青年小屋までおよそ3-4時間の行程で練習には最適かなと。
ヤマレコとかチェックしててお盆時期でもかなり空いてそうな感じだったのもポイントでした。
八ヶ岳はオーレン小屋や行者小屋でのテン泊デビューも定番でこちらはテン場まで1-2時間で更に楽。
詳細な雲行き予想も出るGPV気象予報では割りと曇多めな感じではありましたが
早くテン泊チャレンジしてみてーっつー気分に負けて敢行しちゃいました。
で、月曜夜準備を終えて22時八ヶ岳に向けて出発。

毎度おなじみ高速代はケチりR19-R20をアクアエコ走行で3時頃観音平駐車場に到着。
駐車場には何とか流星群目当ての方が多数居られてたじろぎましたが
嫌な顔されながらも強引に車で突入し難なく駐車、強引に車中泊仕様にしたアクアで軽く仮眠、
流星目当ての方たちがすぐそばで楽しげにご歓談されていたおかげで4時過ぎには起床。
ダラダラと準備しつつ朝食取ってから6:20山行開始。

「山ノオト」というブログをされてる方のエントリーを参考にアクアを車中泊化。
Z-LITEはS/130cmですからご覧のように足は伸ばせませんが(162cmの彼女は何とか伸ばせた模様)
しっかり横になれるのは寝ずに出発する遠出の登山では凄く重要だと思い導入。
ある程度の居住性求める一般的な車中泊としてならアクアは厳しいでしょうが、
取り敢えず横になれればOKってスタンスでなら全然大丈夫でしょう。
実際今回の山行で小一時間ですが横になって寝られて、登山スタート時は随分と楽でしたから。
アクア車中泊検索で知ったこの方、アクア同色だし、オスプレーAURA50の同モデル同カラーを
同じくセールでゲトられてるとか被り具合にビックリ。ユルい私達と違い本気度激マッシブな方ですが。
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(彼女は登山口、私は青年小屋への巻き道途中のシーキビなポイントでの撮影)
彼女はそのオスプレーのオーラ50で。テント類は私が携行するので彼女のザックは9kg前後かな。
酒命の彼女なんでワインとビール2本も積み込んでたから10kgいってるかもです。
ウェスト割りと細めの彼女には夏山の薄着ではウェストベルトMAX締めても若干緩く要対策。
買ったの冬でしたからね・・・。腰でがっつりホールド出来ず肩が痛かった模様。申し訳ない。
その上彼女は3ヶ月ぶりの登山でのいきなりのテン泊装備でしたからちょいとしんどそう(メンゴ)
私はミレーのナムチェ55+10で13kg前後位。青年小屋テン場は飲用可能な水場があるので助かります。
水モノの携行は現地調達出来るため、それぞれスポーツドリンク2本ずつのみでした。
ミレーは重厚なだけあって安定感ありましたが、いかんせん重い!ナムチェ55+10で2.5kgですから
余裕で1.5kg位軽量化できちゃうウルトラライトなザックに心動かされます。私にはまだ早いけど。
私は多少体力付いてきたのか中々頑張れてます。
これまでの日帰り山行では彼女のザックは軽かったのに対し、私は訓練兼ねて水等多めに携行し
10kg近かったですから、その差が出ちゃったと思われます。
トップスは二人共S/S1枚でスタート。(彼女:OR ESSENCE DUO Tee/私:ユニクロドライEXポロ)
登下山時にテン泊装備の人たちと何組かすれ違いましたが、マット外付けしてる人のほとんどが
我ら同様にサーマレストZ-LITEでしたね。たま~にオールドスクールな銀マットの方も。
青年小屋テン場は土部分が多く、更に一部は芝生状ですから銀マットでも余裕ですね。
Z-LITEは皆一様にサイド装着してて勉強になりましたがサイドポケット一つ潰れるのが難点。
下付けだとポケットは有効利用出来ますが狭い箇所通過時に木や岩で擦ったり引っ掛けるのが難点。

スタート直後はかなり歩きやすい登山道で順調に歩を進めれる感じ。
いきなり急登スタートの御在所岳中道とかと違ってスゲー楽!!嬉しい!!

CTちょい遅れ?の1hで雲海到着。
確かここからも富士山が見られるはずでしたがGPVやるなって感じで雲多めで遠望ダメでした。

雲海過ぎもかなり歩きやすく順調でCT通り1h10m程度で青年小屋への巻き道分岐到着。
初のテン泊重装備登山で多少の不安有りましたが順調過ぎでビックリです。
伊吹山よりも全然楽!!嬉しい!!

んが、巻き道からはちょっとハードな所も出てきて流石に初心者上等!バテ出しましたね。
編笠山への直登ルートはキツめ、青年小屋への巻き道ルートは緩めらしいんですが、
重装備登山初体験の我々には巻き道でも中々キツくてCT30分程オーバーしてヘロヘロで青年小屋到着。

ですが、トータル4時間強でしたからデビューにしてはまずまずのタイムなんじゃないでしょうか。
ちょっとは成長してるかも。
虫の種類とか全然まだ分からないんですがボチボチはいましたね。
それでもピーク時期よりは随分と減っているんじゃないかと思われます。

プラン通りならテント設営して昼食&休憩してから写真左手の編笠山に登り、
翌日権現岳ピストンしてから下山予定だったんですが、そんなプランこなせる程の体力はまだ無く
あっさりと丸1日テン場チルへ方向転換し編笠山へは翌日に、権現岳はキャンセルへと予定変更。
さすがNO体力・・・。
青年小屋から編笠山山頂へはたった30分なんですが、これさえ頑張る気にはなれなかった!
雲は多めですが天気良く風も微風程度なのでテント設営は雑にではありましたが容易に完了。
今回はペグ打てるっつー事でアンカー類は持たずペグとガイライン(予備も携行)で。
まぁペグとか一切打たなくても大丈夫そうな程に長閑な日で初心者としてはラッキーでした。
周りは木々に囲まれてるしペグも打てるし石ころもあるし初心者にはうってつけのテン場です。

テン場ガラガラ・・・お盆なのに。道中も人少ないし完全に平日気分でしたね。テン場代一人600円。
この日のテントは8張りでした。ツェルト泊が一人とカップルが我々含め2組、他ソロテン泊者。
それにしても標高2400mでも陽が射すとテント内は暑くて居られません。ハーフメッシュテントなのに。
フライかけずに過ごしたかったんですが流石にガラガラでも人目は気になりそれはせず。
アブ?ブヨ?はもうほとんどいないって情報も得てたんですが、まだまだいましたね。
アブ?ブヨ?の宿敵らしいトンボさんも一杯いたんでトンボさん応援してました。

デカさっぱりシートで体拭きトップスとタイツ着替え、サンダルに履き替えリフレッシュ。
もう動く気にはなれない!
私はメリノウール55%混紡のRedingtonのライトウェイトタイツ。最初は気持ちチクチク感も
感じましたがすぐ慣れました。彼女はイオンのセールで買ったやっすい化繊タイツ(メンゴ)。
テントは日本じゃ売られてないKELTYのGRAND MESA2。
海外では超廉価のくせにかなり軽量で超人気のモデルなのであります。
日本の山岳気候に対応出来るのか怪しいかと思いますが、2人用で本体+フライ+ポール計1.8kgで
お値段衝撃の価格でしたから物知らぬ倹約派新参者として平気で手を出しちゃってます笑
シーキビなテン場環境では出来るだけ使わないよう心がけます。
ただ日本製テントでは見られない洒落た配色センスは流石海外ブランドって感じでナイスですね~。
リフレッシュした後は乙女の水で汲んできた水使って昼食。
写真はありませんがカップヌードルリフィルとおにぎり2個ずつで。
1個は猫マンマにして食べるため白米おにぎりにしました。
年老いてカップ麺のスープ平らげるのも一苦労ですからね、こーでもしないと。
昼食後は完全に時間を持て余しますがそれでも編笠山に登るっつー選択をしない私・・・。
んで彼女が昼寝しだしたんで私は再び乙女の水へビール冷やしに行ったり。

沢の水?を甘ちゃんの自分が飲めるのか若干不安はありましたが
疲れきった体を前にしてこの極冷の水は超絶にたまらんもんがありゴクゴク飲んでましたよ。
水を渡してるとい部分が汚れてようが何か浮いてようがお構いなし笑
飲用可能な冷え冷えの水場が有る有り難みをとことん味あわせて頂きました。
時間はまだまだたっぷり。確か青年小屋前で富士山が見渡せる場所が有ったはずなので
見に行ってみましたがここからも遠望は望めず。やるなGPV。

と5時間ほど何とか時間を必死に潰し17時半頃から夕食。
肌寒くなってきたので防寒着のユニクロエアテックフリースを着こみます。バッチリ。
夕食はアマノフーズの服部先生のグリーンカレーをアルファ米で、
おかずは粗挽きソーセージっつーTHEテント泊初心者な超お手軽メニューで。
ガスは夏山なんでノーマルタイプで夕方も翌朝も全く問題なく使用出来ました。

アルファ米一気に入れちゃって残飯感醸し出しすぎてますが
服部先生監修のこのグリーンカレーは美味しく頂きました。アルファ米は置いておいて。
この頃には大分涼しくなってきて熱々の粗挽きソーセージが美味しかったです。
彼女は乙女の水で冷やしたスーパードライをグビグビ。一口貰いましたがよく冷えてました。
そーいえばこの写真に写ってるサンダル、セリアで購入したものなんですが
150g強と軽量ですが底部分もしっかりしててこれはナイスでした。テン場サンダルとしてオススメ。
私は100g強のダイソーサンダルにしたんですが、これは底ペラペラでたまに足裏激痛走らせてました。
もろクロックスもどきのを最初に買ってて以前紹介しましたが、こちらは200-250gだったんで
100円で100g軽量化出来るのはコスパ高いなと思い購入。安物買いの銭失い炸裂したおしてます。

左:SERIAのEVAサンダル150g強 右:ダイソーEVAサンダル100g強(足裏鍛える為ならいいかも)
夕食を終え辺りも大分薄暗くなってきた19時頃には就寝準備。
19時に寝るとか普段の生活からは考えられませんが灯りはヘッドライト位しかない山では
当然の行動パターンで周りの数少ないテン泊者の皆さんもほぼ同様にテント内に潜り込みます。
ソロとカップルのみですからテン場は大変静かなものでした。
環境が変わると中々寝られない甘ったれた私は寝れるか心配でしたが
そんな私でも流石に前夜車内で小一時間寝たのみでの重装備山行でしたから21時前にはZzz。
超寒がりな彼女は最初こそフリース着て寝てましたが流石に暑かったらしく
フリースと靴下脱いでましたね。私はベースL/Sにシュラフを掛け布団的に使用するのみで。
だってテント内はこんな温度でしたから。ハーフメッシュテントなのに。

20℃ちょいありました(コフランの温度計が信用出来るなら)。外気温は最低で多分14℃前後程度。
荷物軽くなるし夏用の軽量なシュラフ欲しいっすね。
何せ紅葉時期ハーフメッシュテントでの涸沢カールテン泊考慮してダウン450gのシュラフですから。
それにしても夜中に一瞬小雨パラつくも風はほとんど無く条件良すぎなテン泊デビューでした。
我がテントは海外じゃ大人気ですが、日本では全くレビュー見かけることもないですから
レポートしたい所でしたが、今回余りに長閑な状況すぎたので全く参考にならずある意味残念。
普段から6時間経てば大体勝手に目覚める私は見事に寝入ってから6h後の3時に起床。
周りで起きだしてる人たちも数組。
ちょうど何とか流星群のタイミングらしいので外に出て夜空を見上げます。
普通に何個も流星確認。脳内BGMは吉田美奈子の恋は流星PartⅡ。
ほぼ引退してますが一応DJもやってたりするのでついついPartⅡの方をチョイスしちゃいます。
まだ彼女は夢の中なので一人でロマンティック気分満喫し終えて4時頃にはテントに戻り
テント内整理とかごにょごにょしだしたので彼女も起床。

日の出前に小屋前の富士山ビューポイント確認しに行きますが残念ながら遠望望めず。
2日目は編笠山登ってからテント撤収し下山するだけですから余裕あるんで
ホットコーヒーを飲みつつのんびり準備をして6時に編笠山登山開始。

遠望はイマイチですが天気自体は好天で気分も上がってます。

まずはゴツい岩場を登っていきます。
岩場は足滑らせただけで大怪我に繋がりますからアスレチック気分も程々で慎重に。

振り返りテン場を望む。左奥の我々のテント以外ではこの時間で残すは2張りのみ。

岩場を終えほっそい登山道を抜けて行きCT通り30分で山頂到着。
昨日全然歩いてないですからめっちゃ元気ありますよ!

雲海モクモクで山頂部チラリズムではありますが南アルプスの北岳と甲斐駒ヶ岳確認。
写真では分かりませんが彼女の頭上延長線上辺りには富士山も。

肉眼ではチラリズムではありましたが富士山確認。

左から北岳、甲斐駒ヶ岳、その隣は?

権現岳方面は逆光でこの時間帯の写真はシーキビ。
軟弱に予定変更してしまいましたが、ここでよーやく軽く達成感得て二人共ご満悦で戻ります。
そして朝食取ってテント撤収して下山します。
朝食はバゲットにハム・チーズ類、じゃがりこをお湯で溶いたマッシュポテトを挟んで。
マッシュポテトになるまでは頑張れずポテサラ程度にまでしかしませんでしたが。
マルチツールのナイフ有るのに面倒で手でちぎり挟んで食べたんで
写真有りますが余りにその姿が雑なんで公開はNGにしておきます。
見た目は相当悪かったんですが朝食としては大変ナイスでしたよ。
バゲット+トッピングはバゲット嵩張りはしますが重量さほど無いですし調理無用だし
インスタント麺系に飽々してる方なんかにも超オススメです。
今回持ち込んだ主な食材。他に冷凍したハム・ソーセージ等。SOLLEONEパスタは持ってかず。
カップヌードルリフィルはマックスバリュなら100円前後で、SOLLEONEはKALDIで安いの後から気づく。
昼食もテン場で済ませる予定だったんでバゲットは2本用意。結局1本余らせる事になりましたが。

ノンビリとテント撤収を終え9時半、唯一残っていたカップルを僅差で交わし先に発ちます。
最後に軽く言葉交わしましたが彼らは権現岳から周回して下山する予定だとか。
うぅ若さが羨ましい・・・(ただ我々が体力不足なだけですが)
流石に超ノンビリプランに変更しただけあって下山は快調で3時間で観音平駐車場に到着。
下山中も登ってくる人は少なくお盆中にも関わらずホント快適な山行でした。
下山時には駐車場は満車でしたが路肩停めは数台程度のみって状況でした。
下山後はホテル八峯苑 鹿の湯の日帰り温泉+食事のランチセット1200円を。お土産も購入。
ついでに八ヶ岳リゾートアウトレットも。MHW中心にサクっとチェックしますが
海外セール品で揃えてると日本のアウトレット価格でさえねぇ・・って感じなんで
何も買わずとっとと家路を急ぎます。翌日の諏訪湖花火に軽く後ろ髪引かれつつも。
R20はごく一部で軽い渋滞、R19は快調な流れで下道でも無問題で帰宅。
夕食は最近行ってないって事で途中の王将に寄り帰宅後は大量の洗濯に突入。
洗濯は2巡までに留め0時頃には二人共ぶっ倒れてご就寝。
それにしてもテン泊だと洗濯も整理も大変すぎですね。参りました。
と、こんな感じで我々のテン泊デビューを終えました。
余りに急速にステップアップ急ぎすぎで体力全く追いついてないのを反省点としつつ
まぁそー無理せず楽しく緩くやっていきますよ。
アクアの燃費計算は相変わらず習得してないので目分量になりますが
約500km走行して17Lの給油でメーター元の位置に。燃費およそ27-28km/Lといったところでしょうか。
500km走行でガス代2500円強で済むとかハイブリッドカー気分的に最高じゃねーか!
私のエコドライブ走行も上達してるかも。エアコンは往路は途中まで、帰路はほぼフル稼働してます。
今回駐車場代かからずその上高速代ケチると恐ろしい程経費掛からず、交通費は一人約1300円・・・。
私は登山はすぐ疲れちゃいますが車の運転はかなり頑張れちゃうタイプなんで下道使ってますが、
登山は体力消耗しますから、時間がかかる下道運転はオススメは出来ません。
どうかセコすぎる私の真似などなさらず、高速利用して体を労ってやってください。
長々とお付き合いありがとうございました!
初心者仲間の皆さんの参考になれば幸甚でございます。
登山前の入浴で体を清潔にしてからデオナチュレ使用すると
1泊経験までしか無いですが山行中の体臭は相当軽減されるようになりました。効果抜群。
私は登山時にしか使用しないのでソフトーンでも2シーズン目余裕で突入。
ヘビーユーザーなら長持ちするクリスタルストーンがベター。
沢沿いだったり水源把握した山行では最高レベルの軽量化武器に。
神経質な方なら雨水利用した小屋水や湧き水に使用するのもアリ。
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テーマ:登山 - ジャンル:趣味・実用
- 2013/08/15(木) 15:04:10|
- 八ヶ岳
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