RAWLOWの方が少し前にツイッターで呟かれたんですが、
MSRのガス缶-通称赤缶-がついに今春から日本でも販売されるそうですね。
多分仕様表記は日本語プリントになるとは思われますが、
今までヤフオク他で超プレミアム価格購入されてきた方達には中々ショッキング。
赤缶に何故それ程のプレミアム値が付いているのかというと、
ガス缶は空身でも空輸NGなんで、個人輸入ハードルが非常に高かったのです。

で、1日中快晴っつーレアな伊吹山登山に行ってまいりました。
9月の白馬三山以来5ヶ月ぶり、且つ日頃自堕落な生活送っている身として、
当然ボロボロになって登ってきましたよ。
去年は足は攣りそうにはなりながらも何とか大丈夫だったんですが、
今年は3合目から既に怪しく、7合目からは9合目では攣りまくって酷いもんでした・・・。
冬山では水分余り取らないんで水はHydrapak Stash 0.75Lのみだったんですが、
(*もしものビバーク時に雪溶かすためにストーブ&クッカーは当然携行してます)
これが更に追い打ちかけちゃったかな?暑すぎて750mlじゃ全然足りずで大失敗。
そのせいで水分補給自制しすぎだったことが、足攣りまくりに拍車かけてたかも。
ホットカフェオレ用に熱湯600mlも携行してましたが、熱くてそれを飲む気にはなれず。
そんな感じで悲惨も悲惨ながら何とか山頂までは行ってまいりました。
*画像は2/9時点での状況であり、天候次第で状況は大きく変化します。
神社手前までは散水効果でノーマルタイヤでも問題なし。
高橋さんの所に駐車(400円)し、高橋さんによると朝は-7℃まで冷え込んでたとか。
散水が届かない一部路面は完全に凍結しており、その時点で思いっきりコケました。

登山口。階段過ぎれば登山道はすぐに積雪状態。

夏の雪渓とは異なる純白の雪の中を歩くのがね、もうね、たまりませんね。
1合目の時点でミドルのMarmotパワーグリッド系(キャプリーンTW相当)は脱ぎ、
TNFパラマウントタンク+ジオラインLW+ORウィンドシェルのみに。
ウィンドシェルも不要でしたがジオラインのみは照れるので。グローブも脱いで素手に。

3合目手前から出現する伊吹山山頂方面。
相変わらずここから見上げる7合目~9合目はとても登れる気がしない!!

避難小屋でSchneeFynnの前爪付きチェーンクランポンSPITZE装着。*撮影は山頂。
ロングゲイターはExtrimitiesのゴアテックス使用Nova Gaiter。
靴はスカルパ3シーズン用軽登山靴のキネシス、ボトムも普通のPhenix中厚のです。
キネシスのみ2~3割引程度での購入ですが、他は全て半額以下の激安購入品。
そうそう、ソックスのFITS Ultra Heavy Expedition Ragged Bootも3割引き程度でした。
シェニーフィンの前爪はガリガリアイス上の斜面ではさすがに命預けられないでしょうが、
伊吹山くらいでなら問題なく使えてます。もう廃番っぽいんで中々のお宝アイテムかも?
前爪とスノープレートが付いたチェーンアイゼンなんて他からは出てないでしょう、多分。
HILLSOUNDトレイルクランポンPROも良さげですが、それより爪ゴツいし処分価格だったし。

6合目過ぎから。
エンジン付きパラグライダー?飛んでましたがプロの方の撮影?個人の趣味?
私はと言えば、もう既に足攣りたおしててそりゃ酷い有様でしたよ・・・。

8合目辺り~9合目。今まで偉大なる先行者様の踏跡で楽をさせてもらってましたが、
この辺りは雪深く斜度も有り踏み跡も崩れまくり。この急登をラッセルしていく方は完全に怪物。
私は当然更に酷い有り様で、うなだれるように足攣り回復休憩繰り返してると、
抜かされる方に心配される始末・・・その彼も水分足りずで雪食べながら登ってきたと笑。
私もアウトドアマンの端くれとして、雪をかっ食らう位のワイルドな人間にならなければ・・・。

で、ボロボロになりながらも何とか山頂到着・・・。
フード&サングラスでブサイクな弛んだ面も隠せてるんで今回サービスショット掲載。

ダウンは海外ですが激安購入のBrooks-Range Mojave Down Jacket。
スペックは800+FP撥水ダウン170g使用して450g(実測は400gでしたー)
数年前には日本でも5万弱!!で売られてましたが、現在は取り扱い無いっぽい。
Sでも着られたでしょうが、ハードシェルの上からの着用も考慮してUS/Mサイズ購入。
*当方173cm/60kg台後半-70kg弱と書かないのは印象操作したいからであります。
HMG SouthWest等海外通販で激安購入したのものについては、
ネット上での紹介が即そのルートを塞いでしまうリスクが有るために詳細は伏せてます。
この件については本当にすみませんです・・・。
このダウンも購入後間もなくの再チェックでは日本発送不可になってて危ないところでした。
まぁ別にそれでも輸入代行使えばいいだけですけどね、基本的には。
'10年代前半まではMSRとかでさえ普通に送ってくれたんですよね、海外ショップも。
どーしてこーなったかっつーと、そりゃネット上での海外通販指南が目立ちすぎたからでしょう。
良かれと思っての指南の数々今でも確認できますが、結果自分たちの首を締めただけっつー。
山頂からは奥伊吹~遠くは白山や御嶽の眺望が。多分。
これが見たいから山頂まで頑張るのであります。写真はろくに撮れてないんですが!!



昼過ぎても快晴のまま、そして山頂は風もボチボチあり寒い!!
避難小屋となる社内は多分人いっぱいだったのかな?
山頂にいる皆さん必死に風除け出来る場所探して彷徨ってます。
*つーか皆さん、ただただクランポン外すのが面倒なだけだったかも。
私も社内を確認することもなく社裏手の隙間で休憩。風は吹き込んできますが、
冬山対応クラスのダウンジャケットのおかげで余裕。グローブ外した時は悴んだけど。
手前のチラリズムのカップルは、男性がショベル携行してて雪洞掘ってました笑。

タイガー旧型サハラマグ600mlで携行したお湯でホットカフェオレ+サンドイッチの昼食。
昼食と行動食予備入れてたセリアのアルミ保温バッグは昨年から見かけなくなったんで、
予備も買っておくべきだったと後悔中。マチ付きでマジックテープ開閉なんです。重量33g。

昼食済ませ奥の方も探索に行くつもりも面倒になり行かなかったの後悔中。
その時は毎年来てるし別にいーやと止めたんですが、この絶好の機会にアホな判断・・・。
で、下山開始。
琵琶湖と滋賀県長浜~米原市街を見渡しながらの下山も伊吹山登山の醍醐味のひとつ。
今年も昨年同様に下山のタイミングで超軽装備の方とすれ違い。
去年は高年ソロの方で、今年はメッセンジャーバッグたすき掛けのヤングボーイと遭遇。
下の画像はすれ違い後なんで、その彼は映り込んではいないですが。

琵琶湖キラキラッ☆

でも、下山でも水分摂取不足の影響か?途中から足攣りそうなのを庇う感じになり、
スピード出せずで本当に酷いもんでしたよ。去年よりも登りも下りも時間かかるとはなー。
といった感じで私自身はそりゃもう酷いもんでしたが、伊吹山は最高でありました!!
アウトドア用品&情報の収集については人一倍頑張れるんだけど、肝心要の体力がな・・・。
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- 2018/02/11(日) 01:36:41|
- 伊吹山
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| コメント:2
じゅんさんこんばんわー。労いのお言葉ありがとうございます。
皆さんに勇気を与えるためにも、恥を忍んで赤裸々山行報告しております苦笑。
ヤマレコだけ見てると超人だらけでイヤになっちゃうじゃないですかー。
> 三年くらい前に伊吹の山行記録を探してた時に、このブログに出会ったんですよ~(´・ω・`)
3年も前から!!長らくのご愛顧誠にありがとうございます!!
> そういえばトップバッグと半シュラフ買いました!でも中々使う機会が無さそうですw
トップバッグに半シュラフまで!!
中々使う機会もないのにそれでも買ってしまうそのお気持ち、
私はよーく分かりますよ。私も一緒ですから!!
今回の伊吹山は意を決して行った甲斐がありましたねー。
又これから積もりそうですし、まだまだ雪の伊吹山楽しめそうな塩梅であります。
それでは今後も何卒宜しくです!!
- 2018/02/11(日) 23:20:53 |
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