近年稀に見る天候ド安定が続く'18夏山シーズンでありますが、
こんな事は滅多にねぇと、怠け者の我々も頑張って出かけております。
今年は鞭打ってでも行く年ですから!皆さんもさぞや最高体験されてることかと。
今回は車の回収だのタクシーだので無駄にお金を使わずとも、
稜線歩きがたっぷり楽しめるこのルートでテント泊に行ってまいりました。
彼女が燕山荘到着時にもー歩くのイヤ!っつーかもな事態も想定されますが、さて?
そして毎度お馴染みオール下道!!お金ケチる事に関してはホント頑張れるな私・・・。
18時半頃名古屋出発、途中で夕食と買い出し済ませて0時半に無事第一駐車場に。
木曜夜出発でしたが既に第一駐車場は猶予数台程度のみでビックリ。
4時起床、続々やってくる車はUターンし第二・第三へ行かれてた模様。エラいこっちゃ。

で、朝食済ませ5時半登山口スタート。大天荘到着は15時前後想定。
CTは燕山荘迄が4h、大天荘迄で3hの計7hですが、休憩込み9h程度見込んでます。
たまにしか山登らない怠け者にとって急登ルートはほんとキツいので・・・。
3年前の燕岳テント泊は酷いもんでしたが、今回少しは歩けるようになってるかな?
水はHydrapak Stash750ml分のみでスタートし第一ベンチの水場でたっぷり補充予定。
今回の二人のBWは私が7.5kg前後、彼女が5kg弱、
水・食料足して最大で私は11.5kgくらい?彼女は8kg強くらい?になってたかな?
装備めっちゃ軽量化してんだからお前らもっと頑張れよっつー話ですよね・・・。
装備だけはどんどん一丁前になっていくのに、いつまで経っても貧脚のまま・・・。
因みに彼女のBWとパックウェイトPWはほぼULハイカー相当レベルになってます。
私もミラーレスと交換レンズ、UL三脚外せばBW6kg台まで落とせるけどついつい携行。
どーせ雑にしか撮らないんで、ファーウェイの夜にも強い最新スマホにすりゃいーのに。
おっ、30分で第一ベンチ到着で上出来上出来。

こちらがこのルート唯一の無料水場。細いですがしっかり湧き出てます。
登山口にも水場ありますが、全然冷たくないんで夏ならここでの補充がベスト。
私はHydrapak Seeker 2Lに満タン、彼女はナルジン カンティーン1.5Lに1L補充。
これで出来る限り頑張り、追加分は小屋で購入していきます。
燕山荘・大天荘で販売されてる水はいずれも水場から汲み上げてるようですが、
大天荘は天水も混ぜてるのかな?塩素臭が気になるかもの注意書きありました。
水補充しちょいと重くなったものの、その後の区間も30分前後で歩けてますが、
全てのベンチでがっつり休憩してるんで結局合戦小屋まで3h20m強かかりました。
まぁこの先長いんでね、慌てず慌てず。時間もがっつり余裕持ってますし。

それにしても金曜だというのに凄い人出でビックリ。こりゃ明日はエラいこっちゃ。
スイカは帰りにでも食べるつもりで往路ではトイレ休憩のみ20分。
で、9:15出発。3年前の合戦尾根はガッスガスで眺望0でしたが今回は・・・。

まぁ見えますよねー。

燕山荘も見えたー。

そして燕山荘から続く稜線の先には大天井岳・大天荘。奥には槍&穂高連峰。
大天井岳と大天荘遠いな・・・これ見て彼女は既に嫌がってる感あるし・・・ヤバい。
で、ギリギリ5時間切りの10:27に燕山荘到着!!苦笑。
休憩込みでCT通りで歩けるようになる日は我々に来るのだろうか・・・。
まぁ大嫌いな急登ルートだったし、こんなもんで十分って事にしておいてください。
まぁ休憩しすぎだよな。燕山荘まででトータル1時間以上休憩してるし。

そしてグラナイトギア エアセルブロックスの力をまざまざと見せつけられた、
キンキンに冷えたオランジーナとパンで昼食。
前夜18時に冷凍庫から出しwith倍速氷結でソフトクーラーに入れて移動、
山行開始前にエアセルに移し替えトータル17時間経過もまだキンキン。スゲー。

一方、同じ状況でセリアのペラいクーラーバッグに入れたアルミ缶コーヒーは、
とっくに温くなってました。エアセルブロックスもう1個追加しなきゃな・・・。
セリアの33gに対してエアセルブロックスMは140gもあるけど。
標高2700mでも酷暑でボチボチ暑い中でのキンキンのオランジーナは最高体験。
小屋で買うペットボトルドリンクよりも全然冷たかったですもん。

11時頃のテン場の状況。
ヒルバーグのはナロ4GTですかね?若いお父さんでしたが立派だ・・・。
そうそう、私の通過時間には無かったですが、後でツイッター見てたら
この日の燕岳でLixadaワンポール迷彩張られてた方が!!スゲー。先越された!!
*ツイッターアカウント @usausa1717 さん8/3のツイートで確認出来ます。
で、燕山荘に到着した時点ではこの先を嫌がってた彼女も、
たっぷり休憩とれた事で回復したようで、GOサイン出ました。やった!!

強い日差しにゲンナリしながら登ってきた皆さんも、この眺望でゴキゲンに。
彼女たち超アッパーでイイ感じだったんでついつい撮影・・・いいショットでしょ?
その後夕方にこの世の終わりのような顔で大天荘に到着してましたが・・・。
いや、我々も人の事言えませんけれども・・・。
で、約1時間の休憩経て11時半大天荘に向けて出発。
水場から持ち上げた3Lは綺麗さっぱり無くなってるんで、2L400円購入。


燕山荘からは一転、人も少なくて最高の最高。
前半は大したアップダウンも無いし、ウッキウキウォーキング。
ただし、街側からの風が吹き上げてくる区間は完全なる熱波でゲンナリ。
大半は天然クーラー状態の谷側からの風が吹き上げてて爽快ですけどね。

でしたが、アップダウン出てくる中盤以降で彼女がバテてきた模様。

まだ3.5kmもあるのか・・・。

巻き道あるだけでも感謝・・・それでもキツいですが。
で、ヘロヘロの彼女を置いてきぼりにして先に大天荘到着~15:10。
即効でコーラ購入し彼女待ちます。酷い。

彼女の背後に迫ってたツアーの皆さんにギリ追い抜かれる事無く到着。
最後の巻き道では彼女は牛歩状態で結局大天荘まで3h40mかかりました。
昔はこの区間のCT2h30mで、小屋ブログでも中房から登ってきた登山者で
このCTで歩ける人なんて20人に一人いるかいないかでは?と指摘されてて、
近年CT見直されて3hになっております。
そして自分たちの実力をよく把握できてて偉い笑、想定通りの時間に到着でした。
金曜夕方時点でのテン場状況。



燕岳方面の方がフラットっぽいですが、さすがに槍穂方面から先に埋まります。
我々到着時の金曜15時過ぎ時点ではまだまだ良い場所に張れる状況でした。

さすがの絶景テント場。
因みに奥のローカスギア クフ?のUL系の方に巻き道でぶち抜かれてます。
比較的強風に晒される事が多いらしい大天荘もこの日はほぼ無風同然で、
テント設営も食事もチルアウトも就寝中も何もかも快適なテン場ライフでした。
ハエやアブ?は若干いたけどね。
テント設営終え、ルーティンである全身拭き拭き&着替えでリフレッシュ後に夕食。
さすがに毎回カレーメシばっかじゃねって事で今回は、

本格派インドカレーにしきやのレトルトをアルファ化米白飯で頂きます。
ゼビオで売ってたんでこれ買ってみましたが、ゼビオは数種しかなかったけど
とんでもない数の種類が売られてるんですね。他のも食べたいの一杯あるわ。
敷物は数年前までmacpacが販促グッズで作ってたタイベックシート30g。
ここ数年は作ってなくて残念。

アルファ化米戻してる内にレッドチキン缶詰とミニトマトを。
ミニトマトはもう必須アイテムですな。フレッシュな野菜最高ですわ。

ちゃんとスノーピークのチタンボウル持ってきてるのに、
面倒で尾西の袋内に直に投入・・・。味は超スパイシーで本格的ですよ。

小屋横で食事中、ケルン横のカップルが画になってたんで盗撮。

西日に照らされた今日歩いてきた稜線がイイ感じ。
こんな景色を眺めつつの贅沢すぎる夕食タイムでした。

夕食終えテントに。槍穂を堪能できる絶景テン場であります。
そしてサンセットタイムに一人で小屋上部の展望ポイントへ。

テン場を見下ろす。

常念岳もチラっと。

燕岳方面。

そして槍とサンセット。

with大天井岳。我々は結局登らず笑。でも大満足。
いつも携行するだけで使ってないUL三脚Zip Shot MINIを珍しく使用。
この日の最低気温は15℃前後想定で、今回も二人共トップキルトを。


日が沈んでから一瞬結構寒く感じて失敗したかと思いきや、
すぐに体も慣れて、寒がり彼女もトップキルトで無問題でした。
しかも結構な時間までドア半開&メッシュ状態のままで寝てました。
今年の夏山でダウン450クラス使用されてる方は暑すぎるのでは?
我々の寝床詳細はEXPマットUL99と下半身にはほぼ空のザックを敷き、
寝る時にのみその上にKLYMITイナーシャオゾンを敷いて寝てます。
で、日の出。


日の出時に少し雲がかかっててモルゲンロートにはならず。
で、朝食済ませ、テント撤収し6:45下山開始。

又近いうちに。

スーパー猟師喜作さんのおかげで歩けております。

立山と劔岳かな?


名残惜しい。

スカイラインは左手枠外の槍ヶ岳に続く西鎌尾根~双六岳。左手奥には笠ヶ岳も。

裸足でサンダルのお兄ちゃんにぶち抜かれます。この方クソ速かった。怪物でした。
他にもツアー客回避狙いで冬道歩いてたベテラン健脚の方といい、山には怪物がいっぱい。
サンダルのお兄ちゃんに今回の山行ルート聞かなかったのは後悔。
日帰り装備じゃなさそうだし、1泊2日で上高地-槍-東鎌尾根-中房温泉ってところでしょうか?

で、大天荘から約3時間9:45頃に燕山荘に到着。
この時間で既にこれ。この日は泣く泣く小屋泊・合戦小屋迄撤退の方多数?
名残惜しく燕山荘でコーラとCCレモン購入し昼食休憩をたっぷり1h取りました。
で、富士登山を連想させる合戦尾根を下山。
ここまで順調も順調でしたが、合戦小屋手前で私のお腹に急変が。
燕山荘でガブ飲みしてたコーラが原因なのか?大天荘で買った水があたったのか?
分かりませんが、45分ほどトイレ出たり入ったりの繰り返し・・・。
めっちゃ人多かったのに男性・大を使用する方は皆無で、迷惑かけずでよかった・・・。
と、思わぬ不測の事態も他は全て順調で14時過ぎに下山完了。
取り敢えず中房温泉周辺はそれほど暑くもなく一安心。
中房温泉の掛け流しに後ろ髪引かれながらもシャワーある有明荘まで我慢。
日帰り入浴620円で綺麗さっぱりリフレッシュ!!
VIF穂高でお土産購入と半額になってたおやきで小腹を満たし、
中心部には出ずそのまま麓の道をひた走り、
サッカー場近くのソースカツ丼店で夕食食べて帰る予定が店やってない!!
おやきで小腹満たしててよかった・・・結構ボリュームあったのも助かった。
そしてそのまま田舎道から19号に入り、中津川王将で夕食済ませ帰宅。
今回もトメルミン様様でほぼ睡魔に襲われることもなく帰路の運転無事遂行。
日・月でテント・バックパックまで含めた洗濯・洗浄・整理を済ませブログエントリ。
今年はあと何回行けるのか!!
それにしても今回はペットボトルジュース代で各小屋にしっかり貢献したなー。
-登山における周辺装備4種の神器-
◯登山出発前の入浴後にデオナチュレ使用するようになってから、
1泊程度までなら登山中の汗臭さとは無縁で、もう手放せません。
登山でしか使わないと何年か保つんで出費も全く痛くはないですよ。
→
http://balearock.blog.fc2.com/blog-category-32.html◯遂に解禁DEET30%やイカリジン15%使用強力虫除け。
今後はもうハッカスプレーを自作する事もないかな。
イカリジンはお子さんにも安心して使用出来るようですよ。
→
http://balearock.blog.fc2.com/blog-category-59.html◯車移動の方には帰りの運転もまた核心部。
昨年からこれに頼ってますが、劇的に効いてる感ありました。
今年はちょっと耐性できてきたのか若干効きが弱い感ありましたが、
それでもまだまだこれに助けられてる感も十分に感じてます。
体は疲労困憊でも、運転中に瞼が重くなるような事がなくなります。
因みに当方コーヒー毎日4-5杯は飲んでるカフェインヘビー摂取者。
ベストカーwebコラム→
https://bestcarweb.jp/feature/column/2085トメルミン 6錠/12錠
◯背中も自分で拭けるサイズ。登山で使うなら個包装タイプがベター。
車内装備で下山後に使用するだけなら小ぶりだが隣の30枚入りがお得。
*安いだけにそれ程厚手ではないようなので、背中は拭き方のコツ体得を。
アクティ 温めても使える からだふきタオル 超大判 60×30cm 個包装 20本入
→ご紹介後よく動き486円に戻ってましたが、7/24再び397円のお買い得価格に。
アテント 温められるからだふき 超大判 60×30cm 個包装 25本入り
アクティ からだふきタオル 超大判・超厚手 40×30cm 30枚
- 関連記事
-
スポンサーサイト
- 2018/08/07(火) 01:28:36|
- 北アルプス
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2